方針5 新しいまちづくりの仕組みと情報を使いこなします(4)

(4)効率的で安定したまちの経営を図る

現況と課題

(1)財政計画の精査・見直しによる適正な財政の執行

 21世紀を迎え、地方財政は、急激な情報化社会の進展、少子・高齢化や経済構造の変化、生活様式の多様化等、様々な分野において構造的な変化に直面しています。
 また、地方分権や市町村合併、地方行革等地方公共団体においても大きな変革を迫られています。 
 こうした中で、ニセコ町の将来を見通した効率的・効果的な町政を執行するため、財政計画の精査・見直しを随時行い、適正な財政の執行を図ることが求められています。

(2)行財政運営の改善

 極めて厳しい財政状況の下、限られた財源で時代の変化や町民のニーズに適切に対応していくためには、効率的かつ効果的な町の仕事等の実施が必要です。
 このため、仕事の評価・見直しを含め、町の仕事の妥当性、達成度、成果、問題点等を整理し、行財政運営の改善を積極的に推進することが求められます。

今後の取り組みの方向性

(1)財政基盤の強化と財政健全化の推進

 ニセコ町の将来を見通した効率的かつ効果的な町政執行を図るための財政基盤の強化と財政健全化の推進に努めます。
 そのため、財政計画の見直しや精度の向上を図るほか、受益者負担の適正化の検討等を始め財源構造の安定化を促進します。
 また、政策・事業などの重要度、緊急度等を充分に考慮した上で、優先順位を明確にし、限られた財源での重点的かつ効率的な町政執行に努めます。

(2)各種計画と財政計画との連動

 財政計画に裏付けされた事業計画の推進を徹底します。
 また、受益者としての住民負担をも視野に入れた事業計画などについても検討を進めます。 

主な具体的取り組み

  • 産業振興、地域活性化対策の積極的な推進により財政構造の安定化
  • 国、道等の補助金制度の有効活用や有利な地方債の借入など財源負担の軽減
  • 政策評価の導入を進め、事業別予算編成システムの確立、各種補助金、町の仕事等の評価や見直し
  • 財政計画の適切な管理と運用により、限られた財源で計画的かつ効果的な町の仕事の執行
  • バランスシートなどの導入活用により、財務情報の質を高め、財政計画の適正化
  • 受益者負担の原則による、使用料、手数料等の適正化を進め、一般廃棄物収集業務等公共サービスに対する有料化の検討

このページの情報に関するお問い合わせ先

ニセコ町役場
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500