方針1 想いに向かって歩きだせる人を育てます(3)

(3)学びや交流の場を守り育てる

現況と課題

(1)教育施設における教育・学習機能の充実

 町民の学習ニーズが多様化する中で、各種社会教育施設や、社会体育施設が町民の学習の場として積極的に活用されています。しかし、一部の施設や学習内容などについては、町民の多様な学習ニーズに応えられない状況にあるため、その機能の充実が求められます。また、学校等の教育施設についても、教育・学習施設として、その役割を果たせる仕組み等が求められます。

(2)安全安心な交流・学習・教育の場の整備

 交流・学習の場には、高齢者はもとより、車いす利用者等様々な人たちが訪れます。
 したがって交流・学習の場におけるバリアフリーはもとより、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインによる場の整備が求められます。

(3)生活様式の多様化に対応した施設運用

 女性の社会進出や余暇活動の多様化等により、幼稚園、保育所等の施設で、様々な利用ニーズが求められています。
 したがって、利用しやすい施設を住民等に提供するために、柔軟な施設運営を図っていくことが必要です。

(4)少年スポーツ・競技スポーツの振興

 少年スポーツでは、学校での部活動とスポーツ少年団活動が行われています。各種スポーツ種目の指導者確保と育成が最も重要な課題となっています。また、各部とスポーツ少年団とが連携することが望まれています。
 競技スポーツは、ニセコ町体育協会が中心となり、各種スポーツ活動を行っていますが、競技人口が減少し、活動自体が難しくなってきている団体もあります。

(5)健康スポーツ・地域スポーツの振興

 健康管理や余暇時間の充実した過ごし方を目的とした、スポーツニーズが高まっています。健康スポーツの推進のためには、スポーツ指導の他、保健活動や医療機関との連携が必要となってきます。
 ニセコ町は、地域の特性を生かしスキー講習会を実施していますが、夏季間のアウトドアスポーツについても講習会等の取り組みが必要となってきています。

今後の取り組みの方向性

(1)多様な学習ニーズに対応できる安全安心な交流・学習・教育の場の整備

 使いやすい教育施設の交流・学習機能の充実を図る他、老朽化した施設の建替、施設のユニバーサルデザイン化の促進を図ります。

(2)連携による効率的、効果的な施設運用

 施設間の連携を図りながら効率的、効果的な交流・学習・教育の場の運営を図ります。そのため、教育施設と福祉施設との合築等を視野に入れた施設整備の検討を進めます。

(3)実情を考慮した交流・学習・教育の場の運営・配置

 地域事情や実際の運用事情を考慮した交流・学習・教育施設の再配置、新たな運営方法等を検討します。

(4)各種スポーツ振興

 町民全てがスポーツ活動を行うことにより、健康で充実した生活と、スポーツ活動をきっかけとした交流の場を目指します

主な具体的取り組み

  • 幼稚園と小学校、保育所の連携や教育内容、研修、保育実践の交流促進(幼児教育等)
  • 地域の社会教育施設等の活用による多様な学習活動の推進(幼児教育等)
  • 幼稚園と保育所等の一元化の検討
  • 社会教育施設・社会体育施設の整備充実
  • 指導者の確保と育成
  • 各種スポーツ講習会の開催
  • 体育指導員の活動充実
  • 少年団活動と部活動との連携強化
  • 各種競技会への支援

このページの情報に関するお問い合わせ先

ニセコ町役場
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500