ニセコルール/NISEKO RULES 2023-2024


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 このルールは、スキー場外の事故防止のために設けられています。ニセコはかつて、国内で最も雪崩による死亡事故の多い山でした。ニセコは新雪滑走の自由を尊重すると共に、皆さんの安全に重大な関心を持っています。安全な滑走のために、以下のルールを守ってください。

1. スキー場外へは必ずゲートから出なければならない。

2. ロープをくぐってスキー場外を滑ってはならない。

3. スキー場外では、安全に滑走するために、ヘルメットと雪崩ビーコンの装着が最低限必要と考える。

4. ゲートが閉じられている時はスキー場外に出てはならない。

5. 立入禁止区域には絶対に入ってはならない。なお、捜索救助と調査活動は除外される。

6. 小学生のみのスキー場外滑走を禁止する。


<補足>
・スキー場外での救助捜索には費用(最低10万円)が請求される。
・上記ルール違反者はリフト券の没収、販売停止などでスキー場利用を拒否される場合がある。
・事故は吹雪など悪天候時に多く起こる。知識や技術、道具を過信しないこと。常に用心すること。パトロールの指示に従うこと。亀裂転落、立木衝突に注意。雪山に100パーセントの安全はない。
・ニセコ雪崩情報は地域の公式情報でありニセコ雪崩調査所が独自の手法で当日の危険を予測している。
・雪崩ビーコン、プローブ、ショベルの携行を強く勧める。これらの道具は万一の時にあなただけではなく仲間の命も救えるかもしれない。

 広報ニセコ(2018年1月号)(5ページより)で、ニセコ雪崩調査所の新谷暁生氏の特集を組んでおりますので、ぜひご一読ください。

なだれ教室

2024年1月18日、ニセコ町の近藤小学校でなだれ教室を開催しました。
ニセコ雪崩調査所の新谷所長に加え、北海道警察・山岳救助隊の方に協力いただき
子どもたちに、屋根から落ちる雪を例にするなど、
わかりやすく雪崩の仕組みやその怖さ、捜索・救助の過酷さ、その体験談
などについてお伝えいただきました。
また、実際に捜索活動に使うビーコンやゾンデ棒といった用具も用意していただき、
子どもたちは手にとったり、用具が詰まったバックを実際に背負ってその重さを体感したりと、
過酷な自然を相手にする際の大変さを実感している様子でした。
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その他のニセコルールの周知・啓発活動

〇ニセコ雪崩情報記録集のエリア宿泊事業者への配布
 この記録集は、シーズン中の雪崩情報やルールの背景などが記載されています。
 各宿泊施設のロビーやラウンジでの閲覧に協力いただいています。

〇雪崩情報(PDF版)のメール配信
 冬季シーズンに配信される雪崩情報について、
 配信のたび希望のメールアドレスへPDF版をお送りしています。
 ロビー・朝食会場での掲示・周知に協力いただいています。
 なお、メール配信を希望される施設がありましたら役場商工観光課までご連絡ください。

〇ラジオニセコでの音声配信
 雪崩情報が更新されると、ラジオニセコでもその内容をお伝えしています。
 AI音声読上により、英語での配信も行っています。

〇子ども・家庭向け雪崩教本「雪崩を学ぶニセコの子どもたちへ」の配布
 ニセコ雪崩調査所の新谷所長の協力のもと、雪崩を学ぶための冊子を作成・配布しています。
 ニセコエリア(倶知安・ニセコ)の小学校5年生全員にお渡ししています。
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ダイナマイトを使った雪崩事故防止の取組

ニセコエリアの一部のスキー場では、
雪崩事故防止のため、
ダイナマイトを使って、事前に人工的ななだれを発生させる
アバランチコントロールの取組を実施しています。
このため、朝にニセコアンヌプリの方からダイナマイトの破裂音が聞こえることがございます。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。


 

観光庁長官 感謝状

ニセコでの雪崩事故防止を目指すニセコルールの制定や、ニセコなだれ情報の連日の発信など、
滑り手の安全対策に長年取り組まれているニセコ雪崩調査所の新谷暁生氏に対し
永年にわたる安全なスキーリゾート形成への多大な貢献・功績を称え
観光庁 高橋長官より感謝状が授与されました。
感謝状伝達式

お問合せ

ニセコアンヌプリ地区なだれ事故防止対策協議会
事務局:ニセコ町役場商工観光課
電話:0136-44-2121

スキー情報に関するリンク

このページの情報に関するお問い合わせ先

商工観光課
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500