方針2 空気と水と大地を大切にします(1)

(1)ニセコの環境を守り育てる、新たな生活様式をつくる

現況と課題

(1)生活環境整備の充実

 ニセコ町は、羊蹄山やニセコ山系の豊富な水資源に恵まれ、水道普及率は約84%で、簡易水道施設5地区、飲料水供給施設4ヶ所により給水を行っています。未普及地域では、浅井戸や沢水等を利用しており、今後これら水道未普及地域の解消が求められます。
 生活排水処理については、市街地区は公共下水道事業、一部集落地区を農業集落排水整備事業で整備しており、これらの地区を除く地域は、合併処理浄化槽の整備を進めています。
また、公共用水域の水質保全を図るため、下水道加入者と合併処理浄化槽設置者の拡大を図ることが求められます。

(2)ごみの減量化とリサイクルの促進

 ごみ処理については、ダイオキシン類の排出削減及び資源循環型社会の構築を図るため、ごみの減量化とリサイクルの推進に努めています。
 しかし、増大するゴミ処理経費に対応するためにも、広域的処理によるコストの低減化が必要となっています。

(3)自然環境の整備と保全

 ニセコ町は、羊蹄山、ニセコ連峰、尻別川など、大小の河川や森林を有する自然豊かな美しいまちです。
 これらの自然環境は町の宝であり、良好な生活環境の形成や自然とのふれあい等、保健・文化・教育的利用に対する町民の関心も高まってきています。
 したがって、未来に向けた持続的な自然環境の保全が求められます。

今後の取り組みの方向性

(1)資源循環型社会の構築

 大量消費、大量廃棄のライフスタイルや価値観を改め、廃棄物の減量化と資源リサイクルによる資源循環型地域社会の構築を目指します。

(2)住民との協働による環境に優しい取り組みの充実

 住民、事業者、行政が一体となった地域環境を保全する計画を策定し、環境に優しい取り組みを進めます。

(3)人の生活と環境のバランスを考えた生活基盤の整備

 ごみの処理、生活用水の安定供給、生活雑排水の適正処理、治山・治水等の整備を進めるにあたっては、人の生活と環境のバランスを考慮しながら推進します。

主な具体的取り組み

  • 生活用水の安定供給と未普及地域解消
  • 下水道施設整備の拡充と合併処理浄化槽設置整備事業の推進
  • ごみ処理の有料化、資源ごみ分別の徹底、生ごみの堆肥化、広域ごみ処理の充実
  • 環境基本計画の実行
  • 環境基本条例の制定と環境保全教育の推進
  • 多様な機能を発揮する森林資源の保全と整備の推進

このページの情報に関するお問い合わせ先

ニセコ町役場
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500