1 計画の趣旨

 ニセコ町がこれまで実施してきた総合計画の性格は、「ニセコ町総合計画(第1次)」(昭和47年から昭和56年)では、ニセコ町の発展する方向を長期的に展望し、その進路に介在する諸問題を解決するための施策を示すものであった。
 「ニセコ町新総合計画(第2次)」(昭和57年から平成3年)では、参加と連携を基調とした自らの地域を自らの責任において治める、という地方自治の原点に立った自主自立の精神から発想されたもので、町民自身の主体的・自治的な活動と開発への積極的参加のための誘導の指針となるものであった。
 「第3次ニセコ町総合計画」(平成4年から平成13年)では、21世紀初頭を見据えた長期展望に立って、本町が目指すべき将来発展像を町民共有の目標として掲げるとともに、これを実現するための町政の基本方針や町民活動の基本的方向を明らかにしようとするものであった。
 これまでの3次(30年)にわたる総合計画によって、社会基盤、産業基盤の整備や環境対策、福祉対策、教育対策等の諸施策を計画的に進め、ゆっくりとではあるが着実に発展を遂げてきました。しかし、高度成長期の経済対策や景気によって、本町の発展が大きく左右されていたことも事実で、今日の長びく景気低迷によって、生産意欲の減退や産業基盤が不安定となってきているのが実態であった。さらに、多様化してきた住民意識や高度情報通信社会、高次成熟社会等への変化に対応していくことが求められており、今後のニセコ町のめざすべき姿として「ニセコ町まちづくり基本条例」の理念に基づき、21世紀のニセコにふさわしい「第4次ニセコ町総合計画」を策定するものです。

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