方針2 空気と水と大地を大切にします(2)

(2)快適で安全な住宅・住宅地をつくる

現況と課題

(1)老朽化した公共賃貸住宅の改善

 町には、低所得者の住宅困窮の解消を目的とした「公営住宅」、中堅所得者を対象として平成8年度から建設された「特定公共賃貸住宅」、単身者を対象に建設した「単身者住宅」を運営管理し、安定した住環境生活の提供に寄与しています。しかし、低所得者を対象とした公営住宅の中には老朽化した団地も多く目立っていることから、安全で快適な住環境生活を提供するべく、その建替が求められます。

(2)効果ある維持管理の充実

 町の将来人口の推移を考慮すると、入居者希望のある特定公共賃貸住宅を除いて、戸数を増やす状況にないと考えており、今ある公営住宅戸数を有効に活用することを重視しています。
 今後は、築10年以上の公共賃貸住宅を対象とした諸設備の更新等、効果のある維持管理が必要となっています。

(3)雪対策

 豪雪地帯のニセコ町では、生活する上で雪との付き合い方が大きなポイントとなります。
道 路は、それぞれの道路管理者による除排雪が行われており、冬期間の交通確保をしています。歩道についても、歩行者の安全確保のために国道、道道においては可能な範囲で除排雪を実施しています。しかし、町道については、道路幅員が狭く堆雪スペースの確保が難しい状況です。
 今後においても、安全な交通確保に向けて計画的な除排雪に努めていかなければなりません。

今後の取り組みの方向性

(1)長く使える公営住宅の形成

 高齢化社会等を迎えるにあたり、住宅が長期に渡り使用できるよう、適正な維持管理に努めます。

(2)周辺の住環境も向上させる住宅・住宅地の整備

 緑地化等周辺の住環境の向上を十分考慮しながら、公営住宅・住宅地整備の促進を図ります。

(3)計画的な除排雪等の実施

 安全で円滑な冬期道路交通の確保を目的として、町道や高齢者私道の除雪及び除雪費補助等の支援を継続実施します。
 また、吹き溜まりの多い箇所への対策として設置された防雪施設に関しては、適切な維持管理に努めます。

具体的取り組み

  • 既存住宅の確保と施設のユニバーサルデザイン化
  • 既存公営住宅の、汲取式便所を平成14年度までに全て水洗化し、住環境の改善を実施
  • 公営住宅再生マスタープランに基づき、計画的な公営住宅の建替事業実施とともに、有島団地の将来についての検討
  • 道路における計画的な除排雪の実施
  • 私道除雪への支援
  • 歩道除雪対策の検討
  • 景観に配慮した防雪柵等の検討

このページの情報に関するお問い合わせ先

ニセコ町役場
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500