一村一エネ事業

一村一エネ事業の事業認定について

 北海道が募集を行っていた平成28年度一村一エネ事業に下記の事業内容で応募したところ、このたび事業認定を受けましたので、お知らせします。

一村一エネ事業とは

 地域資源を活用した省エネルギー・新エネルギーを推進する取組で市町村と企業等がコンソーシアム(共同体)を形成し、地域活性化を図る取組を支援することを目的とした事業です。

事業名

  • 環境モデル都市ニセコ町温泉排湯利用プロジェクト

事業目的

 町内温泉施設の未利用エネルギーである「温泉排湯」から熱交換により熱エネルギーを取り、給湯などに再利用し、化石燃料及びCO2排出量の削減を図る。

取組推進主体

  • ニセコ町温泉排湯利用コンソ-シアム 代表 ニセコ町長 片山健也

事業内容

 町内温泉施設「ニセコアンヌプリ温泉湯心亭(デリシャス株式会社)」に温泉排湯利用施設機器を設置。温泉施設の給湯にかかるエネルギー(灯油)を露天風呂からの温泉排湯をためる排湯槽に設置した熱交換器で給水を加温することで化石燃料の使用量を削減する(排湯槽一式、樹脂柵状熱交換機3台設置)。
  • 熱交換機は道立工業試験場と道内企業が共同開発した機器を使用。道内環境産業の拡大に貢献

予定事業費(計画ベース)

総事業費7,679千円 交付額 3,400千円

事業導入の背景

 本町は平成26年3月に国から「環境モデル都市」に選定(全国23自治体/道内3)されました。
 本町のCO2排出量(推計値)は59,000t(2011年度)で、2050年度までに1990年度(46,000t)比で86%のCO2削減の目標を立て、アクションプランを実施中です。
 これまでは主に公共施設についてLED化や地中熱ヒートポンプの活用、省エネの取組み等を行ってきました。ただし、本町はその特徴として観光分野からのCO2排出が多い。このため、平成27年度は環境省のグリーンプランパートナーシップ事業を活用し、町内11の観光関連施設の省エネポテンシャル調査を実施しました。
 これにより、湯心亭が排湯を活用した熱交換を実施することとなり、今年度一村一エネの選定を受けました。今回の取り組みは小規模で、1施設のみですが、本町としては観光施設の省エネ、再生可能エネルギ-活用の先がけとして位置づけ、町内観光施設にCO2削減の取組みを横展開し、環境に配慮した観光地づくりを行っていきたい考えです。
 
詳細は下記の事業計画書及び設備等導入概要をご覧ください。

このページの情報に関するお問い合わせ先

企画環境課環境モデル都市推進係
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500