ニセコ町自殺対策計画

 我が国の自殺対策は、2006(平成18)年に制定された自殺対策基本法により、
大きく前進しました。それまで「個人の問題」とされてきた自殺が「社会の問題」として広く認識されるようになり、国を挙げて自殺対策が総合的に推進された結果、自殺者の年次推移は減少してきました。
しかし、依然として自殺者は年間2万人を超え、北海道においても毎年900 人余りの方が自ら尊い命を絶つという深刻な事態が続いています。

 そうした中、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指して自殺対策をさらに総合的かつ効果的に推進するため、施行から10 年の節目にあたる2016(平成28)年に自殺対策基本法が改正されました。自殺対策が「生きることの包括的支援」として実施されるべきこと等が基本理念に明記されるとともに、自殺対策の地域間格差を解消し、誰もが等しく支援を受けられるよう、都道府県及び市町村が自殺対策計画を策定することとされました。
これらの背景を踏まえ、「ニセコ町自殺対策計画」を策定し、自殺対策を総合的に推進していきます。

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