Town administration enforcement policy
令和8年度 町政執行方針
はじめに
昨年10月のニセコ町長就任からまもなく5か月が経過しようとしています。「対話で動かすまちづくり」を掲げ、なるべく町民のみなさまと顔を合わせて対話をすることや、現場で起きている声、そして声なき声に耳を傾けることに努めてまいりました。また、町民のために最前線で尽力する現場と向き合うべく、役場職員及び関係機関の職員とも懇談や個別の面談などを通して、まずは正確な現状の把握と、真に取り組むべき事案や課題の整理、そして目指すべき未来を共有してまいりました。まだまだ道半ばではありますが、この5か月で再確認したのは、ニセコ町が歩んできたこれまでの積み重ねの代え難い価値と、ニセコ町への愛、そして、これからの未来を目指したまちづくりに期待をする声です。「ニセコ町のまちをより良くしていく」というのは、一人では不可能です。異なる立場の人が、ともに前を向き、挑戦し続けなければなりません。私が町長に就任をして初めての予算策定にあたる令和8年度は、町民のみなさまの負託に応えるためにも、これらの思いや声をもとに、町民一人ひとりが、このまちで暮らすことを誇りに持ち、「ニセコ町で暮らして良かった」「暮らすほど好きになるニセコ」の実現を目指して、みなさまと共に歩む1年にしたいと考えております。
まちの現状と財政に対する認識
まず、町を取り巻く環境について申し上げます。国際情勢の不安定化、物価や金利の変動、社会構造の変化など、私たちの暮らしに直結するリスクは、常に変化をし、複合化しています。このような時代にあって、自治体が果たすべき役割は「住民の暮らしや安全を守ること」と「未来への投資を止めないこと」の両立であります。私は、その両立を「対話と挑戦」を軸にして実現していく所存です。
ニセコ町は、人口減少が続く多くの自治体とは異なり、住民基本台帳人口は、長期的にみれば、横ばいから微増へ転じ、これまでの5,000人から、これからの10年においては、最大で5,700人程度までの増加も見越んでいます。町民のみなさま、議会のみなさま、そして事業者のみなさまのご尽力の積み重ねにより、町としては発展を遂げ、確実に成長をしている状態です。私は、まず、その歩みと成果に、深い敬意と感謝を申し上げます。
一方で、町の外から見える「ニセコ」へのイメージと、町民のみなさまが感じる暮らしの実感の間には、ギャップが生まれてきていることも認識しなければなりません。例えば、住宅の確保、働き手や担い手の不足、生活インフラの維持、子育て環境や教育機会の充実、福祉の向上、農業と観光を基軸とした産業振興、公共交通の充実、防災力の強化、自然環境の保全と活用など。また、まちが発展することに伴う痛みが生じることも、受け止める必要があります。これらの取り組むべき課題やまちとしての魅力の伸びしろは、私が就任前から、対話の場で繰り返し聞いてまいりました。私は、この現実から目をそらさず、必要な対策を一歩ずつ着実に進めていく姿勢がまず重要であると考えています。
また、令和8年度からは、財政的な視点においては、重要な局面を向かえていると認識しています。まちの発展に伴い、町税は増加が見込まれている一方で、ご承知のとおり、直近における投資的大型事業が重なったことから、公債費などの義務的経費が大きく増加していきます。ですから、本来であれば、選挙の公約でも掲げているような取り組みや老朽化が著しい施設やまちを支えるインフラ機能の整備なども早急に進めていきたいところではありますが、これまで以上に計画性と柔軟性を兼ね備えた慎重な判断が必要と考えます。しかしながら、人口や産業が増加傾向にある今のニセコ町にとって、まちの歩みを止めるわけにはいきません。また、「未来世代への責任」という点においては、必要なまちとしての投資や、課題の先送りも避けなければなりません。さらに、ニセコ町は、これまで過疎債を代表とした地方債で、将来に渡って必要なまちづくりの投資を行い、次世代に残すべき生活基盤を整えてまいりました。小規模自治体であるニセコ町にとって、過疎債などの有利な財源の有効活用は、必要不可欠ですが、令和12年度には、過疎地域指定から外れる可能性が高いことも、十分に留意しなければなりません。また、ニセコ地域は人件費や資材高騰の影響も大きく受けやすい日本有数のエリアであり、ますます必要経費も増加の一途であることは容易に想像ができます。
以上のことから、財政的な視点においては、ニセコ町は、この先5年から10年程度が、いわば勝負どころであると私は考えております。確かに、財政運営の観点で言えば、これらの改善には、大きく3つしか方法はありません。一つは、歳出を減らすこと、もう一つは、歳入を増やすこと、そして、3つ目としては、職員の生産性や施設などの稼働率を高めて、効果や効率を従来よりも高めていくことだと考えています。
1つ目の歳出を減らすことも必要です。確かに、投資的事業やこれまでの充実した補助等について、あるいは私も含めた職員の人件費等を削減することで、歳出は大きく改善させることができます。対話を重ねていく中で、目的に沿った事業や補助の見直し、制度の改定も行っていく必要があると考えます。しかしながら、私は、単なる緊縮財政だけでは、短期的な数字の改善が得られるものの、中長期的には、まちの魅力を損なうリスクの方が大きいと考えます。
だからこそ、私は、2つ目の歳入を増やしていくこと、これまで以上にその視点を持った行財政運営への挑戦が必要だと感じています。歳入を増やすということは、単に増税というだけではありません。例えば、従来の基準のままで算出をしていた賃借料の見直しや、町民を優先した利用料金の見直しなどもその一つです。また、実態に応じて受益者負担という考えのもと、増大する経費も鑑みて、例えば、ごみ処理料金や水道料金について、事業目的利用や超過利用分についての見直しなども将来的に必要になるかもしれません。さらに、制度自体について、賛否がある「ふるさと納税」についても、「悪法もまた法なり」ですから、ニセコのブランドも最大限に活かして、町内に還元をしていくためにも、さらに磨きをかけて伸ばしていくことも考えてく必要があります。
3つ目の効率や効果を高めていくことも当然ながら、重要になります。職員の生産性を高めていくという意味においては、目まぐるしく変化する社会において、身の丈にあったデジタルやAI技術の導入などにより、省力化や利便性の向上も必要になります。また、限られた人員や予算、施設規模等を最大限に活用しながら取捨選択をしていくことも必要になります。
これらの財政的な観点における私の基本姿勢を一言で言えば、「是々非々」で判断をしていくという言葉に尽きるかと思います。同時に、ニセコ町がこれまで大切にしてきた住民自治の考え方のもと、「情報共有」「住民参加」の2つを中心に、これまで以上に丁寧なプロセスを心がけて、対話と挑戦を軸とした町政運営を行っていく所存です。
ニセコ町は、人口減少が続く多くの自治体とは異なり、住民基本台帳人口は、長期的にみれば、横ばいから微増へ転じ、これまでの5,000人から、これからの10年においては、最大で5,700人程度までの増加も見越んでいます。町民のみなさま、議会のみなさま、そして事業者のみなさまのご尽力の積み重ねにより、町としては発展を遂げ、確実に成長をしている状態です。私は、まず、その歩みと成果に、深い敬意と感謝を申し上げます。
一方で、町の外から見える「ニセコ」へのイメージと、町民のみなさまが感じる暮らしの実感の間には、ギャップが生まれてきていることも認識しなければなりません。例えば、住宅の確保、働き手や担い手の不足、生活インフラの維持、子育て環境や教育機会の充実、福祉の向上、農業と観光を基軸とした産業振興、公共交通の充実、防災力の強化、自然環境の保全と活用など。また、まちが発展することに伴う痛みが生じることも、受け止める必要があります。これらの取り組むべき課題やまちとしての魅力の伸びしろは、私が就任前から、対話の場で繰り返し聞いてまいりました。私は、この現実から目をそらさず、必要な対策を一歩ずつ着実に進めていく姿勢がまず重要であると考えています。
また、令和8年度からは、財政的な視点においては、重要な局面を向かえていると認識しています。まちの発展に伴い、町税は増加が見込まれている一方で、ご承知のとおり、直近における投資的大型事業が重なったことから、公債費などの義務的経費が大きく増加していきます。ですから、本来であれば、選挙の公約でも掲げているような取り組みや老朽化が著しい施設やまちを支えるインフラ機能の整備なども早急に進めていきたいところではありますが、これまで以上に計画性と柔軟性を兼ね備えた慎重な判断が必要と考えます。しかしながら、人口や産業が増加傾向にある今のニセコ町にとって、まちの歩みを止めるわけにはいきません。また、「未来世代への責任」という点においては、必要なまちとしての投資や、課題の先送りも避けなければなりません。さらに、ニセコ町は、これまで過疎債を代表とした地方債で、将来に渡って必要なまちづくりの投資を行い、次世代に残すべき生活基盤を整えてまいりました。小規模自治体であるニセコ町にとって、過疎債などの有利な財源の有効活用は、必要不可欠ですが、令和12年度には、過疎地域指定から外れる可能性が高いことも、十分に留意しなければなりません。また、ニセコ地域は人件費や資材高騰の影響も大きく受けやすい日本有数のエリアであり、ますます必要経費も増加の一途であることは容易に想像ができます。
以上のことから、財政的な視点においては、ニセコ町は、この先5年から10年程度が、いわば勝負どころであると私は考えております。確かに、財政運営の観点で言えば、これらの改善には、大きく3つしか方法はありません。一つは、歳出を減らすこと、もう一つは、歳入を増やすこと、そして、3つ目としては、職員の生産性や施設などの稼働率を高めて、効果や効率を従来よりも高めていくことだと考えています。
1つ目の歳出を減らすことも必要です。確かに、投資的事業やこれまでの充実した補助等について、あるいは私も含めた職員の人件費等を削減することで、歳出は大きく改善させることができます。対話を重ねていく中で、目的に沿った事業や補助の見直し、制度の改定も行っていく必要があると考えます。しかしながら、私は、単なる緊縮財政だけでは、短期的な数字の改善が得られるものの、中長期的には、まちの魅力を損なうリスクの方が大きいと考えます。
だからこそ、私は、2つ目の歳入を増やしていくこと、これまで以上にその視点を持った行財政運営への挑戦が必要だと感じています。歳入を増やすということは、単に増税というだけではありません。例えば、従来の基準のままで算出をしていた賃借料の見直しや、町民を優先した利用料金の見直しなどもその一つです。また、実態に応じて受益者負担という考えのもと、増大する経費も鑑みて、例えば、ごみ処理料金や水道料金について、事業目的利用や超過利用分についての見直しなども将来的に必要になるかもしれません。さらに、制度自体について、賛否がある「ふるさと納税」についても、「悪法もまた法なり」ですから、ニセコのブランドも最大限に活かして、町内に還元をしていくためにも、さらに磨きをかけて伸ばしていくことも考えてく必要があります。
3つ目の効率や効果を高めていくことも当然ながら、重要になります。職員の生産性を高めていくという意味においては、目まぐるしく変化する社会において、身の丈にあったデジタルやAI技術の導入などにより、省力化や利便性の向上も必要になります。また、限られた人員や予算、施設規模等を最大限に活用しながら取捨選択をしていくことも必要になります。
これらの財政的な観点における私の基本姿勢を一言で言えば、「是々非々」で判断をしていくという言葉に尽きるかと思います。同時に、ニセコ町がこれまで大切にしてきた住民自治の考え方のもと、「情報共有」「住民参加」の2つを中心に、これまで以上に丁寧なプロセスを心がけて、対話と挑戦を軸とした町政運営を行っていく所存です。
Basic idea of budget execution
それでは、令和8年度予算執行の基本的な考え方について申し上げます。
令和8年度は、「ニセコ町まちづくり基本条例」に基づき、まちづくりの指針となる第6次ニセコ町総合計画の基本理念「こども未来共創都市ニセコ」と、私の公約である「7つの挑戦」を意識した予算編成を進めてきました。なお、今回の予算編成に際しては、まちの最上位計画である「第6次総合計画」を軸に、その他「自治創生総合戦略」を始めとした各種計画を踏まえ、投資的事業の緊急性、財政負担の優位性等を勘案して調整をしております。なお、第6次総合計画については、令和6年度から始まり、令和9年度には、見直しをする計画です。
なお、投資的事業の予算編成の基本的な考え方として、「第一に着手継続事業の確実な推進」「第二に喫緊の課題である子育て・教育施設の整備」「第三に安心安全を支える社会インフラの整備・防災対策」「第四に、くらしやすさの向上・将来の持続的発展等に向けた整備」、この4つの優先順位をもとに編成し、基本規模の大きな投資的事業については、財政状況や起債計画を踏まえながら、中長期的視点を持って予算計上を行っております。
経済活動も回復基調で、観光入込数も増加しつつある一方で、事業活動や経済活動が活発化したことにより、人手不足が深刻化してきており、加えて、国際情勢の変化や円安などの要因により、資材等の高騰が続き、町民の暮らしにも大きな影響が出ております。人手不足や物価高騰対策については、国の諸政策を十分に活用しながら、町民のみなさんへの暮らしの支援などを進めていく所存です。
ニセコ町の暮らしを支える「持続する社会基盤の整備」に向けては、『ニセコ町まちづくり基本条例』が掲げる「自治の実践」という理念を基に、町民のみなさまが「自ら考え行動する」「住民自治」のまちづくりの実現に向けて、町としても不断の努力を重ねていきたいと考えております。
令和8年度予算においては、国の地方財政計画、町税収入の状況や人口の増加などによる地方交付税などを勘案し、歳入予算では、町税や地方交付税の増額しております。特に、特別交付税において、教育交流センターの運営経費や地域未来交付金事業等の増加を見込んでおります。起債についてもニセコ国際高校校舎改修、寄宿舎整備、消防庁舎再整備、公営住宅長寿命化、町道整備、教育施設の改修費用などにおいて、借入を行う予定です。また、歳出予算については、物価高騰や人件費の増加などによる影響により全体的には、増額傾向にありますが、総合的に財政のバランスに配意し、調整した予算となりましたので、ご理解をお願いいたします。
令和8年度の一般会計予算額は、84億4,500万円(前年度比マイナス20億2,000万円)。国民健康保険事業特別会計と後期高齢者医療特別会計を加えた全会計(簡易水道及び公共下水道の公営企業会計を除く)予算総額は87億6,340万円(前年度比マイナス19億9,440万円)となりました。
令和8年度の公営企業会計において、水道事業会計は、18億6,690万円(前年比プラス7億36万円)、公共下水道会計は、2億9,940万円(マイナス5,636万円)で、公営企業会計全体では、21億6,630万円(前年度比プラス6億4,400万円)となりました。
予算規模の大きな事業として、一般会計では、宿泊税推進事業、農村公園遊水施設整備、ニセコ国際高校校舎改修事業、ニセコ国際高校寄宿舎改修事業、学校給食調理機械などの教育備品等整備事業、小学校、中学校、総合体育館などの教育施設改修事業、国営緊急農地再編整備事業、町道等整備改修事業、公営住宅改修と整備事業、消防庁舎外構整備と備品購入事業、公営企業会計では、市街地区浄水場整備の水道施設拡張整備事業、市街地区配水管布設事業、下水道管理センター設備更新事業などが挙げられます。
このほか拡充する事業として、林業振興、有害鳥獣対策、観光DX・シェアリングサービス推進事業、妊産婦健診事業、産後ケア事業、商工業の振興、公共施設太陽光発電設備設置事業、地域交通事業、小中学校給食費の無償化などを実施します。
なお、査定の結果、事業の縮小や見直しを行った主な事業としては、新団地施設の集会所整備工事、ニセコミライ通り道路整備工事、各種施設における緊急性が高くない修繕工事、各種委託や補助等のソフト事業、また、各種計画策定などの業務について、従前では委託費用として計上をしていた予算について、職員の研修機会と捉え、職員が主体で作成するなど、幅広く見直しや査定を行いました。
In addition, in each of our major policies, we strive to execute budgets with an eye toward the town's future, ensuring financial soundness while actively allocating the budget to ensure revitalization and sustainability of the region.
令和8年度は、「ニセコ町まちづくり基本条例」に基づき、まちづくりの指針となる第6次ニセコ町総合計画の基本理念「こども未来共創都市ニセコ」と、私の公約である「7つの挑戦」を意識した予算編成を進めてきました。なお、今回の予算編成に際しては、まちの最上位計画である「第6次総合計画」を軸に、その他「自治創生総合戦略」を始めとした各種計画を踏まえ、投資的事業の緊急性、財政負担の優位性等を勘案して調整をしております。なお、第6次総合計画については、令和6年度から始まり、令和9年度には、見直しをする計画です。
なお、投資的事業の予算編成の基本的な考え方として、「第一に着手継続事業の確実な推進」「第二に喫緊の課題である子育て・教育施設の整備」「第三に安心安全を支える社会インフラの整備・防災対策」「第四に、くらしやすさの向上・将来の持続的発展等に向けた整備」、この4つの優先順位をもとに編成し、基本規模の大きな投資的事業については、財政状況や起債計画を踏まえながら、中長期的視点を持って予算計上を行っております。
経済活動も回復基調で、観光入込数も増加しつつある一方で、事業活動や経済活動が活発化したことにより、人手不足が深刻化してきており、加えて、国際情勢の変化や円安などの要因により、資材等の高騰が続き、町民の暮らしにも大きな影響が出ております。人手不足や物価高騰対策については、国の諸政策を十分に活用しながら、町民のみなさんへの暮らしの支援などを進めていく所存です。
ニセコ町の暮らしを支える「持続する社会基盤の整備」に向けては、『ニセコ町まちづくり基本条例』が掲げる「自治の実践」という理念を基に、町民のみなさまが「自ら考え行動する」「住民自治」のまちづくりの実現に向けて、町としても不断の努力を重ねていきたいと考えております。
令和8年度予算においては、国の地方財政計画、町税収入の状況や人口の増加などによる地方交付税などを勘案し、歳入予算では、町税や地方交付税の増額しております。特に、特別交付税において、教育交流センターの運営経費や地域未来交付金事業等の増加を見込んでおります。起債についてもニセコ国際高校校舎改修、寄宿舎整備、消防庁舎再整備、公営住宅長寿命化、町道整備、教育施設の改修費用などにおいて、借入を行う予定です。また、歳出予算については、物価高騰や人件費の増加などによる影響により全体的には、増額傾向にありますが、総合的に財政のバランスに配意し、調整した予算となりましたので、ご理解をお願いいたします。
令和8年度の一般会計予算額は、84億4,500万円(前年度比マイナス20億2,000万円)。国民健康保険事業特別会計と後期高齢者医療特別会計を加えた全会計(簡易水道及び公共下水道の公営企業会計を除く)予算総額は87億6,340万円(前年度比マイナス19億9,440万円)となりました。
令和8年度の公営企業会計において、水道事業会計は、18億6,690万円(前年比プラス7億36万円)、公共下水道会計は、2億9,940万円(マイナス5,636万円)で、公営企業会計全体では、21億6,630万円(前年度比プラス6億4,400万円)となりました。
予算規模の大きな事業として、一般会計では、宿泊税推進事業、農村公園遊水施設整備、ニセコ国際高校校舎改修事業、ニセコ国際高校寄宿舎改修事業、学校給食調理機械などの教育備品等整備事業、小学校、中学校、総合体育館などの教育施設改修事業、国営緊急農地再編整備事業、町道等整備改修事業、公営住宅改修と整備事業、消防庁舎外構整備と備品購入事業、公営企業会計では、市街地区浄水場整備の水道施設拡張整備事業、市街地区配水管布設事業、下水道管理センター設備更新事業などが挙げられます。
このほか拡充する事業として、林業振興、有害鳥獣対策、観光DX・シェアリングサービス推進事業、妊産婦健診事業、産後ケア事業、商工業の振興、公共施設太陽光発電設備設置事業、地域交通事業、小中学校給食費の無償化などを実施します。
なお、査定の結果、事業の縮小や見直しを行った主な事業としては、新団地施設の集会所整備工事、ニセコミライ通り道路整備工事、各種施設における緊急性が高くない修繕工事、各種委託や補助等のソフト事業、また、各種計画策定などの業務について、従前では委託費用として計上をしていた予算について、職員の研修機会と捉え、職員が主体で作成するなど、幅広く見直しや査定を行いました。
In addition, in each of our major policies, we strive to execute budgets with an eye toward the town's future, ensuring financial soundness while actively allocating the budget to ensure revitalization and sustainability of the region.
予算編成方針(公約)と具体的な政策の位置づけ
次に、私の公約である「7つの挑戦」を、令和8年度の予算編成方針の軸として位置づけ、計上してまいりました。具体の政策として、それぞれの挑戦の内容について申し上げます。
第一の挑戦は、【住民自治と行財政改革 対話で動かすまちへ】。住民自治により磨きをかけ、現代に適した情報公開と住民参加の場と、さまざまな活動を支える支援を推進していきます。また、行財政改革を進め、信頼される行政組織を作り、職員が誇りを持って働ける環境づくりにも挑戦します。情報公開の強化として、広報誌のリニューアルや、役場ホームページの改修を行い、AIチャットボットによる受け答え機能やサイト内検索の拡充なども行います。また、まちづくり町民講座を始めとした広報広聴機能の役割の整理と見直しを行い、より強固な情報公開や住民参加の機能を展開してまいります。また、行財政改革の一環として、就任直後から行っている職員との面談や懇談機会を継続し、また、近年では職員の離職が多いことも、まちの課題の一つであることに鑑み、人材育成方針案の策定や今年度から始めている業務改善に向けたプロジェクトの本格始動など、職員が働きがいを持てる職場環境を目指し、採用から研修、評価について、これまで以上に一貫性を持った取り組みや改革を行い、役場の組織力を高めてまいります。加えて、喫緊での人材不足の解消の一貫として、道庁等外部団体からの人材派遣の追加要請により、足元での役場組織体制の強化を図ります。なお、本議会に上程する議案にも関連しますが、まちが発展している現状を踏まえ、今後のプロパー職員による人員体制の強化を見据えた定数条例の改定も視野に入れながら、順次、機構改革にも取り組んでまいります。
第二の挑戦は、【こどもまんなかのニセコへの挑戦】。未来を担うこどもたちが、健やかに成長できるまちを目指します。ニセコらしい学びと教育を充実させていくことで、こどもが起点で多世代がつながるまちづくりを推進します。また、将来、こどもたちが地元に帰ってきたくなる循環の創出を目指します。令和8年度については、ハード面の整備において、ここ数年、計画はできていたものの実現ができていなかった、ちびっこ広場に、子どもの水遊び場、遊水施設の整備に着手いたします。実際の共用開始は、夏場の利用が想定されますので、令和9年からになりますが、念願であった、既存施設の改修を含む子どもの居場所や遊び場の整備を実現します。その他、妊婦超音波検査の助成対象回数を拡大するほか、従来から行っていた不妊治療費用の一部助成、妊娠時と出産時の給付、各種子どもの健康を守るための取り組み、休日を含む子どもの一時預かり機能の充実など継続、拡大して実施してまいります。また、妊娠期から子育て期までの包括的な支援を行うため、相談窓口となる子ども家庭センターの開設の体制整備も実施します。加えて、18歳までの子どもの医療費の無償化や、国の補助金等も活用することで小中学校の給食費の実質無償化についても継続して支援を行います。国民健康保険会計においては、町独自の取り組みとして子育て世帯の負担軽減にも引き続き取り組むことで、こどもまんなかのニセコへの挑戦を推進してまいります。教育委員会部局との連携においては、まず、「ニセコ町教育大綱」「ニセコ町教育振興基本計画」の更新を行い、多様化する課題や急激に変化する社会に適応したニセコらしい教育のあり方やビジョンについて磨きをかけていきます。また、4月に開校を迎え、進学型単位制総合学科となる「ニセコ国際高校」をはじめとする教育環境整備を進めます。施設面では、生徒数の増加に向けた校舎改修や備品整備、新しい生徒寮である「教育交流センター」も共用開始をし、残工事の外構工事を行うなど、安心で安全に高校生活を過ごせるよう運営を進めてまいります。また、全日制総合学科の移行に伴い、増員する教職員の住宅確保のため、希望が丘寮を改修し、寮として利活用ができるようにし、現在の臨時寮を教職員住宅として活用するよう、必要な整備も継続して行います。小中学校の運営では、Chromebookを全台更新するとともに、学校集金業務のキャッシュレス化を試験導入するなど、教育DXを推進し、小学校のLED化工事や中学校の屋根の改修工事などを実施します。その他、水曜放課後探究教室など、子育て支援活動の補助を強化し、また、子どもまちづくり委員会の活動を進めると共に、ニセコ国際高校内の「Niseko World Village」を拠点とした英語学習の推進もします。また、学校給食センターについては、計画的に古くなった備品の更新などを行います。なお、老朽化が進んでいる「あそぶっく」「町民センター」「総合体育館」「ちびっこ広場」について、それぞれを個別に修繕するのか、あるいは課題となっている子どもの居場所づくりや多世代が集まれる場所の整備を見据えて、包括的に整備ができないかといった検討調査も実施してまいります。
第三の挑戦は、【住まいとインフラ整備への挑戦 暮らしを守る基盤づくり】。誰もが安心して暮らせるよう、生活の土台となる住宅やインフラ整備を推進します。 対話を重ねながら、現在の需要に応えつつ、将来世代につなぐ基盤を整えます。喫緊の課題である住宅不足の解消に向けて、継続して民間による集合住宅の整備を促進する補助制度を継続します。また、環境配慮型街区(ニセコミライ)整備については、株式会社ニセコまちによる分譲と賃貸住宅の建設を引き続き推進し、町としては、道路や水道などの基盤整備を行います。令和8年度では、継続事業である無電柱化に関する事業と、最後の予定工区の上水道工事を合わせて行います。なお、当初予定していたニセコミライ道路の残りの整備事業については、精査の上で、次年度以降に見送りとしております。その他、各種計画に基づいた現存住宅の改良の他、依然として不足している住宅政策全般について、町の持続可能な財政を前提とした上で、どのような整備ができるかの検討を重ねてまいります。道路整備についても、個別計画に基づく補修や整備工事を行い、適切な維持管理に努めてまいります。生活道路(私道)への除雪補助や除雪機械等運転免許習得支援事業を継続して行い、不足する除雪機械のオペレーター不足にも対応してまいります。上下水道については、市街地区浄水場整備事業や排水管敷設、老朽化に伴う設備更新、下水道管理センター設備更新などを行うとともに、既存の水源地の契約内容の見直しを行うなど、町民の命のインフラでもある水について、継続して計画的な投資と保全を行います。また、地域のコミュニティセンターは、従来の施設、設備の改修支援を継続しながら、夏の熱中症対策の一貫として、エアコンの設置工事を実施し、施設の利便性向上を図ります。さらに、近年、地域からの要望が多くあった豊里地域の光回線の敷設について、辺地債を活用することで、整備工事を進めます。防災においては、令和8年度の秋から新消防庁舎移転に向けて残りの外構工事、備品の購入や移転作業などに取り組み、地域の防災力強化に努めてまいります。加えて、美しい景観や自然環境の保護の取り組みとして、各種条例など、制度の継続運用と、近年の相談件数等の増加に伴い、ニセコ町役場の法務部門の強化をし、多様化する課題に対応していく体制づくりを構築します。また、昨今の話題になっている森林の違法伐採等に対する対策として、ニセコ町内の森林の状況を、森林の専門家だけではなく町民のみなさまと一緒に監視していくための仕組みづくりのプロジェクトもスタートさせます。最後に、町内からも希望が多い役場内に設置する「町バス」の導入について、具体的な検討を進めてまいります。車両の選定、保管場所、運用上のルール、ドライバーの確保や管理体制などの懸案事項を整理していく中で、今のニセコ町にふさわしいあり方について検討を重ねていきたいと考えます。
第四の挑戦は、【地域で健康増進への挑戦 生涯いきいき宣言】。スポーツ、文化、交流により健康寿命を伸ばし、心身ともに自分らしく暮らせる地域を目指します。世代を超えたつながりを育み、地域資源を活用しながら、健康と充実した暮らしの実現を図ります。まず、スポーツ施設については、老朽化している総合体育館の床の改修工事を実施し、利便性の向上に努めます。また、次年度以降には、従前からの要望が多い子どものサッカー練習場などの整備や既存施設の利活用についても継続して検討を重ねてまいります。
さらに、町民が主体の社会教育と社会体育、生涯スポーツの諸活動の支援を継続し、文化活動の支援においては、北海道地域づくり総合交付金を活用し、文化交流推進事業を行う予定です。その他、有島記念館を中心に、文学や芸術を身近に感じてもらうための企画展やコンサートも継続して開催するなど、地域文化の振興と交流も推進します。また、プロスポーツチームとの連携を強め、子どもたちから大人までを対象とした運動教室やスポーツ教室などの実施や、スポーツ観戦などの機会を創出していまいります。旧宮田小学校の体育館で行われているスケートボードの取り組みについても、引き続き建物の無償貸付等による支援を継続拡大します。また、子どもたちが購入するスキーのリフト券やシーズン券の助成も、その助成のあり方も関係各所と協議をしながら継続して検討と支援を行ってまいります。また、中学校を中心とした部活動の地域移行に向けた体制整備の推進を行うことで、地域全体で健康とウェルビーイング(心身の充実と社会とのつながりを)の実現を目指してまいります。また、健康で安心安全に生活できるために、高齢者福祉対策や障がい者福祉対策として、それぞれの各種支援については継続をしてまいります。また、高齢者福祉施設の持続可能な運営のため、将来を見据えた体制整備に向けた検討を継続してまいります。加えて、介護保険、介護予防事業、健診・疫病予防対策に関する各種助成や支援制度を継続しながら、新たに妊婦へのRSウィルス予防接種費用助成について開始をするなど、感染症予防と住民の健康維持を図ります。その他、地域医療の確保として、倶知安厚生病院の赤字補てんを行うべく、倶知安厚生病院第二期整備費用負担金として、令和8年度については外構工事を予算計上し、ニセコ医院については、医療設備に係る保守費用の支援も引き続き行います。
第五の挑戦は、【農業と観光を軸とした地域経済のさらなる振興への挑戦】。基幹産業である農業と観光を軸に、ニセコ町の強みでもある豊かな自然環境や、農産物、観光資源を最大限に活かし、産業振興を推進します。また、地域で安定して働ける環境を整え、働き手や後継者の確保にも取り組みます。ニセコ町の農業は、安全な食料供給と環境保全、美しい農村景観の形成を通じて町民の暮らしを支える基幹産業であります。土づくりを基本としたクリーン農業や適正な輪作体系の確立、完熟堆肥の流通促進や土壌診断の継続実施により、環境と調和した持続可能な農業を推進します。また、各種直接支払制度を活用し、生産活動の継続と農地・地域資源の維持向上を図ります。加えて、国営緊急農地再編整備事業を着実に推進し、令和9年の完了を目指し、換地などの残り事業について、しっかりと継続してまいります。あわせて、高収益作物や有機農業の推進、6次産業化による高付加価値化を進め、水田・畑作・酪農それぞれの特性を活かした安定経営を支援します。担い手確保や農地集積を着実に進めるとともに、農業・観光・商業の連携による新たな地域産業の創出を後押しし、未来につながる地域農業の確立を目指します。また、農業委員会の取り組みとしては、本年度は農業委員の改選期を迎えることから、確実な選任と円滑な新体制への移行を進めます。また、「ニセコ町地域計画」に基づき、人と農地の課題解決を的確に支援し、農地の利用状況や所有者意向を把握しながら、優良農地の保全と適正利用の推進に努めてまいります。加えて、近年被害が増大している鳥獣対策についても継続して支援してまいります。観光振興においては、令和6年11月に導入した宿泊税を、景観・環境保全と町民生活と調和した持続可能な観光地づくりの重要財源として最大限活用してまいります。本年11月から定率制へ移行し増収を見込む中、継続課題である域内交通の充実を重点に、「周遊バス運行事業」や「GOタクシー交通対策事業」を継続・拡充し、冬季のみならず夏季運行の拡大も検討するなど域内交通の利便性向上を図ります。あわせて、町内一部エリアにおける「公衆Wi-Fi導入調査・実証事業」、観光協会の人員体制強化、交通・安全対策としての「スキー場エリアのロードヒーティング整備」や、夏季の観光客誘致目的のマーケティングや、適正価格や生活環境などのコンテンツ企画・情報発信強化に充当します。さらに、観光振興ビジョンに基づき、GSTCの理念を踏まえた持続可能な観光地経営を推進し、ニセコリゾート観光協会の組織強化や専門人材の受入れを進めます。オーバーツーリズム対策や広域DMO・近隣町村との連携を通じて地域課題の解決を図るとともに、MICE誘致や教育旅行の強化により需要の平準化を進めます。また、カーシェア実証事業を継続するほか、関係機関と連携し雪崩事故防止対策を継続推進するとともに、全国初の「ニセコルール」を持続的に運用するための各種支援を行うと同時に、冬期需要増に対応する医療救急体制の充実により、国際的なスノーリゾートとしての安全性向上にも努めてまいります。また、綺羅乃湯については指定管理者と連携しながら、計画的な施設改修による長寿命化と外灯工事などによる安全対策と省エネルギー対策を図ります。五色温泉インフォメーションセンターも適切な管理運営を継続します。道の駅ニセコビュープラザは、高速道路整備動向を踏まえた再整備を検討しつつ、当面は雨漏り対策など必要な維持改修を実施します。商工業の振興については、中小企業等振興条例に基づき、商工会と連携しながら町内中小企業への継続的な支援を行い、商工業の振興と地域経済の活性化を図ります。起業や事業承継を後押しする補助制度や創業支援計画に基づくワンストップ相談体制を強化するとともに、総務省のローカル10,000プロジェクトを活用し、地域資源を生かした新規事業の創出を支援します。また、綺羅カード事業の利用促進や地域イベント支援、企業誘致や連携協定の推進を通じ、地域経済循環の拡大と秩序ある持続的な発展を目指してまいります。加えて、地域からの要望が強かった商工会踊山用の浴衣購入支援についても、コミュニティ助成を活用し支援を実施する予定です。また、いずれの産業振興の中でも共通課題である慢性的な人手不足に対応するため、タイミー社との連携を継続し、柔軟な働き方を推進します。また、「ニセコ移住ワーク協同組合」の運営支援や、今後、地域に増える高校生向け求人情報提供の充実、人財確保補助制度の活用により、地域雇用の確保と定着を図ってまいります。その他、近隣7町村共同の消費生活相談窓口を設置し、消費者トラブルの対応体制を維持します。
第六の挑戦は、【次世代まちづくりへの挑戦 環境を守り、暮らしと産業の質を高める】。交通、医療、福祉、買い物、脱炭素など、暮らしにも直結する難しい課題に対して、最新の技術を駆使したり、地域や分野を超えた多様な主体による連携による新しい解決策を進めます。ニセコ町を担うすべての世代にとって、安心で便利なまちを目指します。地域の公共交通の一翼を担っているデマンドバスについては、スマートフォン等からの予約が可能になる新しい予約システムの実装を推進いたします。またAI技術を用いることで、従来よりも便利で使いやすい運用方法にも取り組んでまいります。交通分野では、宿泊税の議論の中で、事業者からの要望もあった自動運転による実証実験についても、情報収集や検討を進めていく予定です。また、デジタルやDX、AIといった新しい技術の導入について、まず役場庁舎内から、更新時期を向かえた業務のPCをノートPC化することで、執務環境の改善とペーパーレス化を推進してまいります。同時に、キャッシュレスへの対応なども検討を進めておりますが、専門的知見や導入のための人員不足の現状を踏まえ、専門人材の登用に向けた予算も計上しております。この他、多様な連携を推進する上でも、地域活性化起業人や地域力創造アドバイザーの制度も継続して活用してまいります。さらに、行政課題の解決には、これまで以上に多様な主体との連携が前提になることから、共感型のパートナーシップ制度のニセコハートラボの推進を軸に、まちの課題や魅力を高めるための民間企業や団体とのコラボレーションについては、強化をしていきたいと考えております。また、まちづくり基本条例の理念に基づき、町外の方の知見をまちづくりに活かしながら、ニセコファンやつながりを増やしていくために、例えば、札幌ニセコ会の設立など、関係人口の拡大についても推進していきます。その他、国の重点支援を活用しながら、公共施設等の省エネ化を見越した太陽光発電の設置等も継続して実施いたします。
第七の挑戦は、【トップセールスと財源確保 稼げる自治体への挑戦】。活気ある町には、安定した財政基盤が欠かせません。ニセコ町の高いブランド力を最大限に活かし、関係人口や企業の創出と公共財産の有効活用を行うことで、「自ら稼ぐ自治体」を目指してまいります。その成果を、地域の住民や事業者のみなさまへ還元をし、住民の暮らしの向上と未来への投資につなげます。冒頭で申し上げたニセコ町の財政に対する姿勢でも述べたとおり、歳入を増やしていくことは、今後の持続可能で安心して住民が暮らし続けられるまちづくりを行う上で重要課題であると考えております。財源を守るだけではなく、「生み出す」取り組みが必要であり、まずは専門人材の登用などの体制の構築も目指していきます。また、国の制度としてある、ふるさと納税について強化をしていくための準備や試行を重ねてゆき、外貨を稼ぐことや知名度アップのみならず、地域の事業者にとっては、地域振興の観点も期待できることから、丁寧に推進をしてまいりたいと考えています。その他、これまでも新たな事業については、起債や補助金、交付金等の活用を前提とした考え方については継続をしながら、加えて、各種使用料や手数料、賃料などの貸付金額の見直しに取り組むことも推進してまいります。また、公共施設に有料で企業などの愛称を使うネーミングライツの導入に向けた検討や、町民を優先した公共施設の利用料金についても検討してまいります。さらに、近年経費が上昇している各種サービスについて、例えばごみ処理料金や、水道料金の、特に事業目的利用や超過利用分についての見直し等も視野に入れた検討を進めてまいります。
以上が、私が公約で掲げた7つの挑戦と来年度の執行方針との位置づけになります。予算の執行にあたってのまとめとしては、令和6年度からスタートした「第6次ニセコ町総合計画」の基本理念「こども未来共創都市~ニセコ町の美しい景観と自然を未来の子どもたちへ~」に込めた想いを基本に、
Basic goal 1: "Protect the nature of Niseko"
Basic goal 2: "Learn from each other and connect to the future"
Basic goal 3: "Circulate the Niseko economy"
Basic goal 4: "Enhance safety and security in our lives"
Basic goal 5: "Create a town of mutual assistance"
の5つの基本目標が具現化するニセコ町を目指して町政を進めさせていただきます。また、これまで積み上げてきたその他の各種計画に基づいて行政の実行計画を策定し、実行してまいります。
第一の挑戦は、【住民自治と行財政改革 対話で動かすまちへ】。住民自治により磨きをかけ、現代に適した情報公開と住民参加の場と、さまざまな活動を支える支援を推進していきます。また、行財政改革を進め、信頼される行政組織を作り、職員が誇りを持って働ける環境づくりにも挑戦します。情報公開の強化として、広報誌のリニューアルや、役場ホームページの改修を行い、AIチャットボットによる受け答え機能やサイト内検索の拡充なども行います。また、まちづくり町民講座を始めとした広報広聴機能の役割の整理と見直しを行い、より強固な情報公開や住民参加の機能を展開してまいります。また、行財政改革の一環として、就任直後から行っている職員との面談や懇談機会を継続し、また、近年では職員の離職が多いことも、まちの課題の一つであることに鑑み、人材育成方針案の策定や今年度から始めている業務改善に向けたプロジェクトの本格始動など、職員が働きがいを持てる職場環境を目指し、採用から研修、評価について、これまで以上に一貫性を持った取り組みや改革を行い、役場の組織力を高めてまいります。加えて、喫緊での人材不足の解消の一貫として、道庁等外部団体からの人材派遣の追加要請により、足元での役場組織体制の強化を図ります。なお、本議会に上程する議案にも関連しますが、まちが発展している現状を踏まえ、今後のプロパー職員による人員体制の強化を見据えた定数条例の改定も視野に入れながら、順次、機構改革にも取り組んでまいります。
第二の挑戦は、【こどもまんなかのニセコへの挑戦】。未来を担うこどもたちが、健やかに成長できるまちを目指します。ニセコらしい学びと教育を充実させていくことで、こどもが起点で多世代がつながるまちづくりを推進します。また、将来、こどもたちが地元に帰ってきたくなる循環の創出を目指します。令和8年度については、ハード面の整備において、ここ数年、計画はできていたものの実現ができていなかった、ちびっこ広場に、子どもの水遊び場、遊水施設の整備に着手いたします。実際の共用開始は、夏場の利用が想定されますので、令和9年からになりますが、念願であった、既存施設の改修を含む子どもの居場所や遊び場の整備を実現します。その他、妊婦超音波検査の助成対象回数を拡大するほか、従来から行っていた不妊治療費用の一部助成、妊娠時と出産時の給付、各種子どもの健康を守るための取り組み、休日を含む子どもの一時預かり機能の充実など継続、拡大して実施してまいります。また、妊娠期から子育て期までの包括的な支援を行うため、相談窓口となる子ども家庭センターの開設の体制整備も実施します。加えて、18歳までの子どもの医療費の無償化や、国の補助金等も活用することで小中学校の給食費の実質無償化についても継続して支援を行います。国民健康保険会計においては、町独自の取り組みとして子育て世帯の負担軽減にも引き続き取り組むことで、こどもまんなかのニセコへの挑戦を推進してまいります。教育委員会部局との連携においては、まず、「ニセコ町教育大綱」「ニセコ町教育振興基本計画」の更新を行い、多様化する課題や急激に変化する社会に適応したニセコらしい教育のあり方やビジョンについて磨きをかけていきます。また、4月に開校を迎え、進学型単位制総合学科となる「ニセコ国際高校」をはじめとする教育環境整備を進めます。施設面では、生徒数の増加に向けた校舎改修や備品整備、新しい生徒寮である「教育交流センター」も共用開始をし、残工事の外構工事を行うなど、安心で安全に高校生活を過ごせるよう運営を進めてまいります。また、全日制総合学科の移行に伴い、増員する教職員の住宅確保のため、希望が丘寮を改修し、寮として利活用ができるようにし、現在の臨時寮を教職員住宅として活用するよう、必要な整備も継続して行います。小中学校の運営では、Chromebookを全台更新するとともに、学校集金業務のキャッシュレス化を試験導入するなど、教育DXを推進し、小学校のLED化工事や中学校の屋根の改修工事などを実施します。その他、水曜放課後探究教室など、子育て支援活動の補助を強化し、また、子どもまちづくり委員会の活動を進めると共に、ニセコ国際高校内の「Niseko World Village」を拠点とした英語学習の推進もします。また、学校給食センターについては、計画的に古くなった備品の更新などを行います。なお、老朽化が進んでいる「あそぶっく」「町民センター」「総合体育館」「ちびっこ広場」について、それぞれを個別に修繕するのか、あるいは課題となっている子どもの居場所づくりや多世代が集まれる場所の整備を見据えて、包括的に整備ができないかといった検討調査も実施してまいります。
第三の挑戦は、【住まいとインフラ整備への挑戦 暮らしを守る基盤づくり】。誰もが安心して暮らせるよう、生活の土台となる住宅やインフラ整備を推進します。 対話を重ねながら、現在の需要に応えつつ、将来世代につなぐ基盤を整えます。喫緊の課題である住宅不足の解消に向けて、継続して民間による集合住宅の整備を促進する補助制度を継続します。また、環境配慮型街区(ニセコミライ)整備については、株式会社ニセコまちによる分譲と賃貸住宅の建設を引き続き推進し、町としては、道路や水道などの基盤整備を行います。令和8年度では、継続事業である無電柱化に関する事業と、最後の予定工区の上水道工事を合わせて行います。なお、当初予定していたニセコミライ道路の残りの整備事業については、精査の上で、次年度以降に見送りとしております。その他、各種計画に基づいた現存住宅の改良の他、依然として不足している住宅政策全般について、町の持続可能な財政を前提とした上で、どのような整備ができるかの検討を重ねてまいります。道路整備についても、個別計画に基づく補修や整備工事を行い、適切な維持管理に努めてまいります。生活道路(私道)への除雪補助や除雪機械等運転免許習得支援事業を継続して行い、不足する除雪機械のオペレーター不足にも対応してまいります。上下水道については、市街地区浄水場整備事業や排水管敷設、老朽化に伴う設備更新、下水道管理センター設備更新などを行うとともに、既存の水源地の契約内容の見直しを行うなど、町民の命のインフラでもある水について、継続して計画的な投資と保全を行います。また、地域のコミュニティセンターは、従来の施設、設備の改修支援を継続しながら、夏の熱中症対策の一貫として、エアコンの設置工事を実施し、施設の利便性向上を図ります。さらに、近年、地域からの要望が多くあった豊里地域の光回線の敷設について、辺地債を活用することで、整備工事を進めます。防災においては、令和8年度の秋から新消防庁舎移転に向けて残りの外構工事、備品の購入や移転作業などに取り組み、地域の防災力強化に努めてまいります。加えて、美しい景観や自然環境の保護の取り組みとして、各種条例など、制度の継続運用と、近年の相談件数等の増加に伴い、ニセコ町役場の法務部門の強化をし、多様化する課題に対応していく体制づくりを構築します。また、昨今の話題になっている森林の違法伐採等に対する対策として、ニセコ町内の森林の状況を、森林の専門家だけではなく町民のみなさまと一緒に監視していくための仕組みづくりのプロジェクトもスタートさせます。最後に、町内からも希望が多い役場内に設置する「町バス」の導入について、具体的な検討を進めてまいります。車両の選定、保管場所、運用上のルール、ドライバーの確保や管理体制などの懸案事項を整理していく中で、今のニセコ町にふさわしいあり方について検討を重ねていきたいと考えます。
第四の挑戦は、【地域で健康増進への挑戦 生涯いきいき宣言】。スポーツ、文化、交流により健康寿命を伸ばし、心身ともに自分らしく暮らせる地域を目指します。世代を超えたつながりを育み、地域資源を活用しながら、健康と充実した暮らしの実現を図ります。まず、スポーツ施設については、老朽化している総合体育館の床の改修工事を実施し、利便性の向上に努めます。また、次年度以降には、従前からの要望が多い子どものサッカー練習場などの整備や既存施設の利活用についても継続して検討を重ねてまいります。
さらに、町民が主体の社会教育と社会体育、生涯スポーツの諸活動の支援を継続し、文化活動の支援においては、北海道地域づくり総合交付金を活用し、文化交流推進事業を行う予定です。その他、有島記念館を中心に、文学や芸術を身近に感じてもらうための企画展やコンサートも継続して開催するなど、地域文化の振興と交流も推進します。また、プロスポーツチームとの連携を強め、子どもたちから大人までを対象とした運動教室やスポーツ教室などの実施や、スポーツ観戦などの機会を創出していまいります。旧宮田小学校の体育館で行われているスケートボードの取り組みについても、引き続き建物の無償貸付等による支援を継続拡大します。また、子どもたちが購入するスキーのリフト券やシーズン券の助成も、その助成のあり方も関係各所と協議をしながら継続して検討と支援を行ってまいります。また、中学校を中心とした部活動の地域移行に向けた体制整備の推進を行うことで、地域全体で健康とウェルビーイング(心身の充実と社会とのつながりを)の実現を目指してまいります。また、健康で安心安全に生活できるために、高齢者福祉対策や障がい者福祉対策として、それぞれの各種支援については継続をしてまいります。また、高齢者福祉施設の持続可能な運営のため、将来を見据えた体制整備に向けた検討を継続してまいります。加えて、介護保険、介護予防事業、健診・疫病予防対策に関する各種助成や支援制度を継続しながら、新たに妊婦へのRSウィルス予防接種費用助成について開始をするなど、感染症予防と住民の健康維持を図ります。その他、地域医療の確保として、倶知安厚生病院の赤字補てんを行うべく、倶知安厚生病院第二期整備費用負担金として、令和8年度については外構工事を予算計上し、ニセコ医院については、医療設備に係る保守費用の支援も引き続き行います。
第五の挑戦は、【農業と観光を軸とした地域経済のさらなる振興への挑戦】。基幹産業である農業と観光を軸に、ニセコ町の強みでもある豊かな自然環境や、農産物、観光資源を最大限に活かし、産業振興を推進します。また、地域で安定して働ける環境を整え、働き手や後継者の確保にも取り組みます。ニセコ町の農業は、安全な食料供給と環境保全、美しい農村景観の形成を通じて町民の暮らしを支える基幹産業であります。土づくりを基本としたクリーン農業や適正な輪作体系の確立、完熟堆肥の流通促進や土壌診断の継続実施により、環境と調和した持続可能な農業を推進します。また、各種直接支払制度を活用し、生産活動の継続と農地・地域資源の維持向上を図ります。加えて、国営緊急農地再編整備事業を着実に推進し、令和9年の完了を目指し、換地などの残り事業について、しっかりと継続してまいります。あわせて、高収益作物や有機農業の推進、6次産業化による高付加価値化を進め、水田・畑作・酪農それぞれの特性を活かした安定経営を支援します。担い手確保や農地集積を着実に進めるとともに、農業・観光・商業の連携による新たな地域産業の創出を後押しし、未来につながる地域農業の確立を目指します。また、農業委員会の取り組みとしては、本年度は農業委員の改選期を迎えることから、確実な選任と円滑な新体制への移行を進めます。また、「ニセコ町地域計画」に基づき、人と農地の課題解決を的確に支援し、農地の利用状況や所有者意向を把握しながら、優良農地の保全と適正利用の推進に努めてまいります。加えて、近年被害が増大している鳥獣対策についても継続して支援してまいります。観光振興においては、令和6年11月に導入した宿泊税を、景観・環境保全と町民生活と調和した持続可能な観光地づくりの重要財源として最大限活用してまいります。本年11月から定率制へ移行し増収を見込む中、継続課題である域内交通の充実を重点に、「周遊バス運行事業」や「GOタクシー交通対策事業」を継続・拡充し、冬季のみならず夏季運行の拡大も検討するなど域内交通の利便性向上を図ります。あわせて、町内一部エリアにおける「公衆Wi-Fi導入調査・実証事業」、観光協会の人員体制強化、交通・安全対策としての「スキー場エリアのロードヒーティング整備」や、夏季の観光客誘致目的のマーケティングや、適正価格や生活環境などのコンテンツ企画・情報発信強化に充当します。さらに、観光振興ビジョンに基づき、GSTCの理念を踏まえた持続可能な観光地経営を推進し、ニセコリゾート観光協会の組織強化や専門人材の受入れを進めます。オーバーツーリズム対策や広域DMO・近隣町村との連携を通じて地域課題の解決を図るとともに、MICE誘致や教育旅行の強化により需要の平準化を進めます。また、カーシェア実証事業を継続するほか、関係機関と連携し雪崩事故防止対策を継続推進するとともに、全国初の「ニセコルール」を持続的に運用するための各種支援を行うと同時に、冬期需要増に対応する医療救急体制の充実により、国際的なスノーリゾートとしての安全性向上にも努めてまいります。また、綺羅乃湯については指定管理者と連携しながら、計画的な施設改修による長寿命化と外灯工事などによる安全対策と省エネルギー対策を図ります。五色温泉インフォメーションセンターも適切な管理運営を継続します。道の駅ニセコビュープラザは、高速道路整備動向を踏まえた再整備を検討しつつ、当面は雨漏り対策など必要な維持改修を実施します。商工業の振興については、中小企業等振興条例に基づき、商工会と連携しながら町内中小企業への継続的な支援を行い、商工業の振興と地域経済の活性化を図ります。起業や事業承継を後押しする補助制度や創業支援計画に基づくワンストップ相談体制を強化するとともに、総務省のローカル10,000プロジェクトを活用し、地域資源を生かした新規事業の創出を支援します。また、綺羅カード事業の利用促進や地域イベント支援、企業誘致や連携協定の推進を通じ、地域経済循環の拡大と秩序ある持続的な発展を目指してまいります。加えて、地域からの要望が強かった商工会踊山用の浴衣購入支援についても、コミュニティ助成を活用し支援を実施する予定です。また、いずれの産業振興の中でも共通課題である慢性的な人手不足に対応するため、タイミー社との連携を継続し、柔軟な働き方を推進します。また、「ニセコ移住ワーク協同組合」の運営支援や、今後、地域に増える高校生向け求人情報提供の充実、人財確保補助制度の活用により、地域雇用の確保と定着を図ってまいります。その他、近隣7町村共同の消費生活相談窓口を設置し、消費者トラブルの対応体制を維持します。
第六の挑戦は、【次世代まちづくりへの挑戦 環境を守り、暮らしと産業の質を高める】。交通、医療、福祉、買い物、脱炭素など、暮らしにも直結する難しい課題に対して、最新の技術を駆使したり、地域や分野を超えた多様な主体による連携による新しい解決策を進めます。ニセコ町を担うすべての世代にとって、安心で便利なまちを目指します。地域の公共交通の一翼を担っているデマンドバスについては、スマートフォン等からの予約が可能になる新しい予約システムの実装を推進いたします。またAI技術を用いることで、従来よりも便利で使いやすい運用方法にも取り組んでまいります。交通分野では、宿泊税の議論の中で、事業者からの要望もあった自動運転による実証実験についても、情報収集や検討を進めていく予定です。また、デジタルやDX、AIといった新しい技術の導入について、まず役場庁舎内から、更新時期を向かえた業務のPCをノートPC化することで、執務環境の改善とペーパーレス化を推進してまいります。同時に、キャッシュレスへの対応なども検討を進めておりますが、専門的知見や導入のための人員不足の現状を踏まえ、専門人材の登用に向けた予算も計上しております。この他、多様な連携を推進する上でも、地域活性化起業人や地域力創造アドバイザーの制度も継続して活用してまいります。さらに、行政課題の解決には、これまで以上に多様な主体との連携が前提になることから、共感型のパートナーシップ制度のニセコハートラボの推進を軸に、まちの課題や魅力を高めるための民間企業や団体とのコラボレーションについては、強化をしていきたいと考えております。また、まちづくり基本条例の理念に基づき、町外の方の知見をまちづくりに活かしながら、ニセコファンやつながりを増やしていくために、例えば、札幌ニセコ会の設立など、関係人口の拡大についても推進していきます。その他、国の重点支援を活用しながら、公共施設等の省エネ化を見越した太陽光発電の設置等も継続して実施いたします。
第七の挑戦は、【トップセールスと財源確保 稼げる自治体への挑戦】。活気ある町には、安定した財政基盤が欠かせません。ニセコ町の高いブランド力を最大限に活かし、関係人口や企業の創出と公共財産の有効活用を行うことで、「自ら稼ぐ自治体」を目指してまいります。その成果を、地域の住民や事業者のみなさまへ還元をし、住民の暮らしの向上と未来への投資につなげます。冒頭で申し上げたニセコ町の財政に対する姿勢でも述べたとおり、歳入を増やしていくことは、今後の持続可能で安心して住民が暮らし続けられるまちづくりを行う上で重要課題であると考えております。財源を守るだけではなく、「生み出す」取り組みが必要であり、まずは専門人材の登用などの体制の構築も目指していきます。また、国の制度としてある、ふるさと納税について強化をしていくための準備や試行を重ねてゆき、外貨を稼ぐことや知名度アップのみならず、地域の事業者にとっては、地域振興の観点も期待できることから、丁寧に推進をしてまいりたいと考えています。その他、これまでも新たな事業については、起債や補助金、交付金等の活用を前提とした考え方については継続をしながら、加えて、各種使用料や手数料、賃料などの貸付金額の見直しに取り組むことも推進してまいります。また、公共施設に有料で企業などの愛称を使うネーミングライツの導入に向けた検討や、町民を優先した公共施設の利用料金についても検討してまいります。さらに、近年経費が上昇している各種サービスについて、例えばごみ処理料金や、水道料金の、特に事業目的利用や超過利用分についての見直し等も視野に入れた検討を進めてまいります。
以上が、私が公約で掲げた7つの挑戦と来年度の執行方針との位置づけになります。予算の執行にあたってのまとめとしては、令和6年度からスタートした「第6次ニセコ町総合計画」の基本理念「こども未来共創都市~ニセコ町の美しい景観と自然を未来の子どもたちへ~」に込めた想いを基本に、
Basic goal 1: "Protect the nature of Niseko"
Basic goal 2: "Learn from each other and connect to the future"
Basic goal 3: "Circulate the Niseko economy"
Basic goal 4: "Enhance safety and security in our lives"
Basic goal 5: "Create a town of mutual assistance"
の5つの基本目標が具現化するニセコ町を目指して町政を進めさせていただきます。また、これまで積み上げてきたその他の各種計画に基づいて行政の実行計画を策定し、実行してまいります。
in conclusion
以上、令和8年度の町政執行に関する基本的な方針を申し上げましたが、私が町長へ就任し、初の予算編成を行う一年目を向かえます。日本社会全体はもちろんニセコ町にとっても、誰もが経験をしたことのない社会背景に加え、課題も山積する状況でもあります。一方で、ニセコ町だからこの可能性と伸びしろも十分に多くあると捉えております。選挙で掲げた公約を軸に、まちの課題や取り組みについて、実直に、一歩ずつ前に進めていく一年としていきたいと考えております。また、所信表明でも述べさせていただきましたが、ニセコ町政に臨む基本姿勢として「チャレンジ」「オープン」「エンジョイ」という3つの価値観を重視した町政運営に努めてまいります。
町政は、当然ながら町長一人では進むことはできません。この予算編成に至るまでも、様々な方との対話を重ねてきました。町民のみなさまの全ての声を反映できたわけではなく、むしろ形にできた声の方が少ないでしょう。苦渋の選択を行った場面も多々ありました。それでも、私は、ニセコ町がさらにより良くなっていくということを確信した5か月でもありました。
予算は、あくまでスタートです。予算がつけば諸問題が解決するわけではなく、予算を活かせるかどうかは、私たち役場と、何より町民のみなさまにもかかっています。町民のみなさまの前向きな参加と協力を仰ぎながら、一緒により良いまちにしていきましょう。そして、その町民の代表である議員のみなさま。時にはお互いの立場の違いによって意見が分かれることもあるかと思います。しかしながら、私は、みなさまのご意見や主張を受け止め、真摯に向き合いながら対話を続けていきたいと考えております。ありがたいことに町外にも、多くのニセコ町を愛する方、応援してくださる方もたくさんいらっしゃいます。これらの力を一つに束ね、ニセコ町にお住いのみなさまが、住むことが誇りに思える、子どもや孫たちの世代にも誇れ、暮らして良かったと思えるニセコ町をつくることを目指していくことをここにお誓い申し上げます。
町議会議員のみなさま並びに、町民のみなさまのご理解とご支援を心からお願い申し上げ、令和8年度の町政執行方針といたします。
町政は、当然ながら町長一人では進むことはできません。この予算編成に至るまでも、様々な方との対話を重ねてきました。町民のみなさまの全ての声を反映できたわけではなく、むしろ形にできた声の方が少ないでしょう。苦渋の選択を行った場面も多々ありました。それでも、私は、ニセコ町がさらにより良くなっていくということを確信した5か月でもありました。
予算は、あくまでスタートです。予算がつけば諸問題が解決するわけではなく、予算を活かせるかどうかは、私たち役場と、何より町民のみなさまにもかかっています。町民のみなさまの前向きな参加と協力を仰ぎながら、一緒により良いまちにしていきましょう。そして、その町民の代表である議員のみなさま。時にはお互いの立場の違いによって意見が分かれることもあるかと思います。しかしながら、私は、みなさまのご意見や主張を受け止め、真摯に向き合いながら対話を続けていきたいと考えております。ありがたいことに町外にも、多くのニセコ町を愛する方、応援してくださる方もたくさんいらっしゃいます。これらの力を一つに束ね、ニセコ町にお住いのみなさまが、住むことが誇りに思える、子どもや孫たちの世代にも誇れ、暮らして良かったと思えるニセコ町をつくることを目指していくことをここにお誓い申し上げます。
町議会議員のみなさま並びに、町民のみなさまのご理解とご支援を心からお願い申し上げ、令和8年度の町政執行方針といたします。
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