基本設計

新庁舎建設に向けた取組概要

1 基本設計着手以前の取組(平成23年度~25年度・平成27年度~29年度)

 町では、平成23年3月に発生した東日本大震災を機に今の役場庁舎の耐震性に問題がないかを確認するため耐震調査を行いました。その結果、一部耐震性に問題があることが判明し、平成24年4月から26年3月まで、役場庁舎の新築や改修に関する議論を進めました(「ニセコ町役場庁舎再整備基本構想」の策定)。しかし、役場庁舎を新築する場合、その費用は、原則、全額町負担となるため、役場庁舎の新築は難しいという判断に至りました。そこで、現庁舎は一部耐震補強を行い、防災センターを新たに建設する方向で計画を進めることとしました(「防災センター建設工事基本設計」の策定)。
 このような中、平成28年4月に熊本地震が発生しました。熊本地震では、耐震化した役場庁舎が損壊して使用できなくなるほど被害の大きい地震でした。国は、この地震による被害状況を踏まえ、平成32年度までに新たに役場庁舎を建設した市町村に対して、地方交付税で応援する有利な制度をつくりました。
町は、災害時、司令塔となって災害対応するだけでなく、日常業務も行う必要があるため、災害に強い役場庁舎を設置する必要があります。また、災害に強い役場庁舎を新築する場合であっても、将来の町負担を小さくする必要があります。この機会に、新庁舎建設に向けた取り組みを行わなければ、この有利な制度を活用できなくなるため、町は新庁舎建設の再検討を行い、その意向を固めました。
 その後、平成29年2月から6月までに7回に渡って議会へ、庁舎新築に関する説明を行いました。議会からは、「庁舎建設までに一定程度の基金を積む。」、「町の借金は毎年度5億円を目安に計画的な財政運営を行う。」、「議会は町財政に悪影響がないか早い段階からチェックを行う。」ことを条件に、全会一致で同意をもらい、町は新庁舎建設に向けた取り組みを行うこととしました。

2 基本設計着手~完成までの取組(平成29年度)

 平成29年8月、町は、プロポーザル審査により基本設計を行う事業者を(株)アトリエブンクに決定し、「1歩いてまわれるまちづくりの結節点」、「2災害時に町民を守るよりどころ」、「3機能的で使いやすい執務環境」、「4気候風土にふさわしい環境モデルとなる庁舎」、「5ニセコの魅力を体感できる町のゲストルーム」をコンセプトに、職員や議員、町民のみなさんと協議を進めてきました。
 職員との協議は、特別職と管理職で構成される新庁舎建設検討委員会を6回、係長職で構成される作業部会を7回開催しました。また、職員向けのアンケートやヒアリング、説明会も行いました。職員からは、主にコンセプト2~4に関する意見が提出されました。
 議員との協議は、議員協議会で基本設計の進捗状況などについて、11回の説明を行いました。面積や建設費に関する質問、役場機能に関する質問、議場や議員控室、正副議長室など議会機能に関する意見が提出されました。
町民との協議では、町民講座を2回、ワークショップを2回行いました。主にコンセプト5に関する意見をたくさんいただきました。
 たくさんの会議を開催し、たくさんのかたからいただいたこれらの意見を図面に落としこみ、基本設計が完成しました。
 
新庁舎建設に関するご意見・お問合せは下記のページよりお願いします。
お問合せ建設課庁舎整備係(黒瀧・田中)0136-44-2121

ニセコ町役場新庁舎建設基本設計が完成しました!

 町では、町民講座やワークショップ、パブリックコメントによる町民からのご意見、議員協議会における議員からのご意見、新庁舎建設検討委員会や作業部会、職員説明会における職員からの意見をもとに「ニセコ町役場新庁舎建設基本設計」を完成させましたのでお知らせします。
 今後は、実施設計で、基本設計の面積の再検討、デザインや執務空間、設備の規格や数量など詳細設計を進め、2019年度の工事着手、2020年度の新庁舎完成に向けた取り組みを行っていきます。

パブリックコメントを行います

 町では、新庁舎建設基本設計(案)に関するパブリックコメント(意見公募)を行います。新庁舎の構造や配置、各階の基本的なレイアウト、備えるべき機能や設備、内外のデザインなどをまとめた基本設計図面(案)をご覧になりたいかたは、総務課庁舎整備係までお越しください。

■日時/3月5日(月)~14日(水)※土日祝日を除く8時30分~17時15分
 

ニセコ町役場新庁舎建設基本設計(案)の意見募集の結果

 平成30年3月5日月曜日から14日水曜日まで、「ニセコ町役場新庁舎建設基本設計(案)」の縦覧・意見募集を行いましたが、意見はありませんでしたので、お知らせします。

第168回まちづくり町民講座「ニセコ町新庁舎建設基本設計の完成に向けて」を開催します!

 町では、平常時から災害発生時においても、町民のみなさんによりよい行政サービスを提供できるよう、新庁舎の基本設計完成に向けた取り組みを進めてきました。これまで、職員会議や町民向け説明会・ワークショップを数回にわたって行い、そこで出た意見をどのように基本設計に落とし込めば、よりよい行政サービスを行えたり、ニセコの風土と調和を図れるか、などを考えてきました。今回の町民講座では、これらの集大成となる基本設計の素案をお示しし、皆さんからのご質問やご意見をいただく場とします。是非、ご参加ください。
日時2月15日 18時30分~
会場ニセコ町民センター 研修室2
申込方法事前申込不要、直接会場へお越しください
お問合せ総務課庁舎整備係(黒瀧・北野・田中)0136-44-2121

第168回まちづくり町民講座「ニセコ町新庁舎建設基本設計の完成に向けて」を開催しました!

 2月15日、まちづくり町民講座を開催し、基本設計完成形の素案を参加者のみなさまにお示ししました。この取り組みは昨年の8月から行ってきたもので、基本設計の素案は職員の意見に限らず、町民や議員のみなさまからいただいた貴重な意見を取り入れて作り上げたものです。
 今回の町民講座では、図面や模型などを用いてどのような新庁舎を建てる予定なのか、イメージしやすいよう説明しました。参加者からは、「曲線を描いたカウンターがやわらかい印象を与える。入りやすい庁舎になりそうだね」とか「町民開放スペースなどを利用してボランティア活動ができるスペースがあるといいね。」などの感想やご意見をいただきました。

ニセコ町新庁舎建設第2回ワークショップを開催します!

 町では、みなさんが気軽に訪れることのできる新庁舎を建設するため、第2回ワークショップを開催します。今回のワークショップでは、みなさんが利用する空間に的を絞り、「新庁舎に心から求めること」、「ニセコらしい役場とは?」など議論していただく予定です。第1回ワークショップに参加できなかった人も気軽に意見交換できるよう前回のおさらいをしながら進行します。
みなさんの参加をお待ちしております。
日時1月24日(水)昼の部14時00分~15時30分
夜の部18時30分~20時00分
会場昼の部:ニセコ中央倉庫群旧でんぷん工場 1階
夜の部:ニセコ町民センター2階 研修室1
対象の方ニセコ町にお住まいの方(定員30名程度)
申込方法1月22日(月)17時00分までに窓口、電話、FAX、電子メールでお申込みください。
お問合せニセコ町役場総務課庁舎整備係担当:黒瀧、北野、田中
電話番号:0136-44-2121
FAX番号:0136-44-3500
  • 参加希望者が5人に満たない場合、中止します。中止の場合は前日に連絡します。
  • 1日に2回開催しますが、内容は同じものとなっています。
  • 第2回ワークショップは終了いたしました。

ニセコ町新庁舎建設第2回ワークショップを開催しました!

  1月24日、第2回ワークショップを開催しました。総勢21名のかたがたが参加し、三つの班編成でそれぞれ議論
・発表を行っていました。
今回のワークショップでは、「役場庁舎をみんなで使うには?!~ニセコの3W1H~」をテーマに、各班で「どんな役場庁舎だったら利用しやすいか」、「こんなものがあったら利用してみたい」など自由に話し合ってもらいました。
参加したかたがたは限られた時間の中で熱心に話し合い、自分の班のキャッチコピーと発表内容をまとめてい
ました。各班のキャッチコピーと発表内容を紹介します!

1班

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キャッチコピー:「みんなで使える役場」

発表内容
  • 物産品販売などニセコ町のPRスペースがあるとよい。
  • 手続き中に子供が視界に入るようなキッズスペースがあるとよい。
  • 町民が打合せなどに使える個室や仕切られたスペースがほしい。
  • 日の光が入り、明るい雰囲気の庁舎にしてほしい。
  • 2階にも談話スペースや待合スペースがほしい。

2班

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キャッチコピー:「夢と配慮のある庁舎」

発表内容
  • 町外利用者(観光客・外国人)が入りやすい雰囲気作りをしてほしい。
  • インフォメーションカウンターがあると利用しやすい。
  • プライバシーが守られる相談室がほしい。
  • 雑誌などを置いてある図書スペースのようなものがあるとよい。

3班

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キャッチコピー:「役場の必要機能を高めた新庁舎」

発表内容
  • わかりやすい案内があるとよい。
  • 現庁舎のように自由にお茶を飲めるスペースがほしい
  • 町民展示スペースがあるとよい。
  • 談話室からバスが来るのが見えると利用しやすい。
  • 利用者が書類の記入ができる作業スペースがほしい。
  • 3階を利用しやすい工夫がほしい。
  • 庁舎機能として必要な機能を絶えず整理・検討してほしい。

 町では、引き続き、今回のワークショップでいただいた貴重な意見も踏まえ、基本設計完成に向けた取り組みを行っていきます!

ニセコ町新庁舎建設第1回ワークショップを開催します!

 町では町民のみなさんや来客のかたがたが気軽に訪れることのできる新庁舎を建設していくために、第1回ワークショップを開催します。
新庁舎にあってほしいと思う機能や設備など、広く意見交換をする場となっておりますのでたくさんの方の参加をお待ちしております。
日時10月18日(水) 18時30分~20時00分
会場ニセコ町民センター 2階 研修室1
対象の方ニセコ町にお住まいの方(定員30名程度)
申込方法10月13日(金)までに窓口、電話、FAX、電子メールでお申込みください。申込みの際は、氏名・住所・電話番号をお知らせください。
お問合せニセコ町役場総務課庁舎整備係 担当:黒瀧、北野、田中
電話番号:0136-44-2121
FAX番号:0136-44-3500
  • 第1回ワークショップは終了いたしました。
  • 庁舎建設に関する意見等がありましたら、上記連絡先、総務課庁舎整備係までお願いします。

ニセコ町新庁舎建設第1回ワークショップを開催しました!

 10月18日、第1回ワークショップを開催し、20名のかたがたに参加していただきました。今回のワークショップでは、庁舎建設に向けたこれまでの取り組みや、プロポーザル案の紹介、グループディスカッションなどを行いました。グループディスカッションでは、町民目線の貴重な意見をいただくことができました。今回いただいた意見を参考に、引き続き、新庁舎整備に向けた取り組みを行っていきます。
いただいた意見の一部をご紹介します。

現庁舎の良いところ

  • 町民談話室を来客へ開放しているところ
  • 会計窓口が出入口に近いところ
  • 窓口が町民目線なところ
  • 1階の開放的な執務空間
  • 町長室がガラス貼りのところ

現庁舎の問題点

  • 案内板が不十分のため、行きたい部署が分かりにくい
  • プライバシーが守られている相談室などがない
  • 町民談話室で職員の打合せが行われていることが多く町民が休憩できない場合が多い
  • 夏は暑く、冬は寒い
  • 庁舎内が暗い
  • バリアフリーとなっていない

新庁舎建設アイデア

  • 来庁者がわかる場所に総合案内を設置
  • プライバシーが守られ、気軽に相談できる場所の設置
  • 1階に町民(来庁者)が利用できる広いスペースを設置
  • 空調設備を整えてほしい、夏は涼しく冬は暖かい環境を
  • 庁舎内を明るくしてほしい
  • 省エネの工夫
  • バリアフリーの整備

第162回まちづくり町民講座「ニセコ町役場新庁舎建設に向けて」を開催します!

 町では、建設から50年経過した役場庁舎の耐震性の問題などを解決するため、新庁舎を建設することとしました。
今回のまちづくり町民講座では、8月に行った新庁舎建設基本設計委託業務プロポーザルヒアリングの結果やこの業務を請負う事業者のご紹介、新庁舎建設に向けたこれまでの経緯、基本設計へ向けた概要などをご説明する予定です。
町民の皆さんが気軽に訪れることのできる庁舎を建設するため、たくさんのかたのご参加をお待ちしております。
日時9月15日(金) 18時30分~20時00分まで
会場ニセコ町民センター 1階 小ホール
申込方法事前の申し込みは、不要です
第162回まちづくり町民講座は終了いたしました。

第162回まちづくり町民講座「ニセコ町役場新庁舎建設に向けて」を開催しました!

 9月15日、まちづくり町民講座を開催し、25名のかたがたに参加いただきました。今回の町民講座では、新庁舎整備に向けたこれまでの取り組みや、今後のスケジュールなどについて説明しました。参加者の皆様から、貴重な意見や質問をいただき、有意義な説明会となりました。ここでいただいた意見などに留意して、引き続き、新庁舎整備に向けた取り組みを行っていきます。
 
いただいた意見や質疑応答の一部をご紹介します。

意見要望

  • 財政の問題や災害、雪の問題など懸案事項が多いと思いますが、十分に精査して取り組んでください。
  • 町民と職員がコミュニケーションの取りやすい庁舎を建設してほしい。
  • 町民が集う場所には、町の取り組みがどのように進んでいるか、わかりやすく表示してほしい。
  • 地中熱による融雪機能を導入できないか検討をお願いします。

質疑応答

Q1 現庁舎はどのくらいの震度で倒壊しますか?
A1 震度6強の地震で倒壊するおそれがあります。

Q2 木造の庁舎を建設する可能性はありますか?
A2 泊発電所30km圏内に位置するため、放射能対策を行う必要があることから、鉄筋コンクリート構造の庁舎となります。一部、内装などで木材の使用を検討していきます。

Q3 断熱計画やエネルギー高度利用についてどうお考えですか?
A3 外断熱工法を考えています。また、エネルギーは省エネや再エネも考えています。またZEB(ゼロエネルギービル)の導入の可否についても、今後、検討していきます。

Q4 建築費は何年で支払いますか?また、町の財政への影響は?
A4 30年予定のため、年間5千万円の支払となります。収入を増やす努力と支出を抑えていく必要があると考えています。
まちづくり町民講座

ニセコ町新庁舎建設基本設計委託業務プロポーザルヒアリングを開催します

 ニセコ町では、「まちづくりの拠点となる未来の環境都市」をテーマとした事業者6社による新庁舎建設基本設計のプロポーザルヒアリングを行います。一般公開となっておりますのでぜひお越しください。
日時8月7日(月)13:00~17:00
会場役場第2庁舎(旧公民館) 大会議室
プロポーザルヒアリングは終了いたしました。

ニセコ町役場新庁舎建設基本設計委託業務プロポーザルヒアリングの審査結果

 平成29年8月7日(月)に行ったニセコ町役場新庁舎建設基本設計委託業務プロポーザルヒアリングをもとに、同日に開催されたプロポーザル審査会において、厳正な審査の結果、最優秀者・優秀者(次点)を特定しました。
 
最優秀者:株式会社 アトリエブンク
優秀者(次点):株式会社 北海道日建設計、株式会社 山下設計

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