基本行動目標1-4
1.水循環を保全するための手だてと主体別の行動項目
(4)河川、湖沼、地下水などにおける自然生態系に依拠した水循環を取り戻す
基本目標
(4)河川、湖沼、地下水などにおける自然生態系に依拠した水循環を取り戻す 【水循環を再生する】
個別目標 | 1) 河川の水際線の自然地を保全し、生物生態系の維持と、河川水質浄化機能を向上する【川の水を守る】 ●目標値=水質=BOD値:町内全域で平均0.5以下 |
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目標の手だて | ・尻別川とその支流の水質維持向上を図る |
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わたしたち町民の行動項目 | ・水質日本一の尻別川を実感するフィールドウオッチングの実施 ・支流へ汚水を流出しない |
コミュニティの行動項目 | ・地域による支援の仕組みづくり |
事業者の行動項目 | ・支流への汚水の流出をしない |
行政(役場)の行動項目 | ・水質保全監視体制の仕組みづくり ・水質悪化河川の実態把握と改善方策の実施 ・凍結道路融雪剤の河川への影響の有無について調査を行う |
目標の手だて | ・河畔林、魚付き林の保全 ・回復を図る【重点的な手だて】 |
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わたしたち町民の行動項目 | ・堤防、河畔の植林事業への参加 |
コミュニティの行動項目 | ・地域による支援の仕組みづくり |
事業者の行動項目 | ・堤防、河畔の植林 |
行政(役場)の行動項目 | ・堤防、河畔の自生樹木の伐採抑制と適正樹木の植樹 |
目標の手だて | ・水際への不法投棄を行わないような町内外への広域的な啓発活動を行う |
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わたしたち町民の行動項目 | ・ゴミ不法投棄のチェックと清掃ボランティア活動 |
コミュニティの行動項目 | ・ボランティア受け入れの仕組みづくり ・釣りの規制エリアに関するルールづくり |
事業者の行動項目 | ・不法投棄を行わない事業所内教育と廃棄物処理体制の構築 |
行政(役場)の行動項目 | ・広域的連携に向けた協議組織の立ち上げと啓発活動の実施 ・不法投棄指導体制の仕組みづくり ・釣りの規制エリアの設定 |
目標の手だて | ・水質浄化機能を保全するため、河川流域の自然生態系を保全する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・自然河川で釣りやハイキング、川遊び、などの親水活動レクリエーション |
コミュニティの行動項目 | ・地域による支援の仕組みづくり |
事業者の行動項目 | |
行政(役場)の行動項目 | ・自然河川の実態調査とPR |
目標の手だて | ・流域の生態系に生息する野生生物の実態を把握し、保全策を講ずる |
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わたしたち町民の行動項目 | ・水生生物など、流域の野生生物を観察し、記録を続ける ・流域の野生生物の保全活動に参加する |
コミュニティの行動項目 | ・水系の野生生物などの観察や保全行動に協力する |
事業者の行動項目 | ・水系の野生生物などの観察や保全行動に協力する |
行政(役場)の行動項目 | ・町民が調査した流域の野生生物の記録をデータベースに整備し、保全活動の参考に資する ・流域生態系の保全策について検討する |
目標の手だて | ・町内を通ると予想される北海道新幹線のトンネル工事による地下水や河川への影響を最小限にとどめるよう、関係機関に働きかける |
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わたしたち町民の行動項目 | ・施工による河川や地下水あるいは土壌への影響に関する地元協議の場に、積極的に参加する |
コミュニティの行動項目 | ・北海道新幹線の工事による地域への影響について関心をもち、地域単位で検討する |
事業者の行動項目 | |
行政(役場)の行動項目 | ・トンネル工事に伴う水系への影響あるいは土壌などへの影響に関する検討委員会に、町民の積極的な意見を反映し、地域合意の形成を支援する |
目標の手だて | ・尻別川水系の全般的な保全策を進めるために、流域の他町村と広域的な連携をはかる |
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わたしたち町民の行動項目 | ・尻別川流域の他町村住民と連携をはかり、支流を含めた流域全体の保全に向けた住民活動を展開する |
コミュニティの行動項目 | ・尻別川流域全体の保全に関わる地域の連携とネットワークを推進する ・尻別川流域保全広域条例の制定などに取り組む |
事業者の行動項目 | ・尻別川流域に関与する様々な事業者は、流域全体の保全とワイズユースの推進に向けて、ネットワークを結び、目的の実現に貢献する |
行政(役場)の行動項目 | ・尻別川流域の町村間の広域ネットワークの形成をはかり、流域保全広域条例の制定などコミュニティの活動を支援する |
個別目標 | 2) 野生生物の接近を阻むコンクリートによる三面張りの護岸を見直し、自然に近い改修工法によって、河川流域の生態系を回復する【川を自然に戻す】 ●目標値=自然に近い護岸改修箇所数=3箇所以上 |
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目標の手だて | ・流域全体を対象とした生態系と護岸工法の実態調査を行い、地域特性に応じた改修のあり方に関する計画を策定する【重点的な手だて】 |
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わたしたち町民の行動項目 | ・実態調査と計画づくりへの町民参加 ・護岸や砂防ダムなどに関する学習への参加 |
コミュニティの行動項目 | ・地域単位で、改修に関連する利害関係者と一般町民、および行政や地域が参加する計画策定地域委員会を構成する |
事業者の行動項目 | ・関連する事業者の参加 |
行政(役場)の行動項目 | ・実態調査と計画策定の仕組みづくりと進行管理のコーディネーション ・施工法の検討 |
目標の手だて | ・落差の大きな砂防ダムを小さな落差工に修復する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・落差工の実態把握調査への参加 |
コミュニティの行動項目 | ・地域による支援の仕組みづくり |
事業者の行動項目 | |
行政(役場)の行動項目 | ・実態把握と、再整備の事業構築 |
目標の手だて | ・魚道を確保し、全ての河川で回遊魚の遡上を確保する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・回遊魚の遡上実態把握調査への参加 |
コミュニティの行動項目 | |
事業者の行動項目 | |
行政(役場)の行動項目 | ・実態把握と、再整備の事業構築 |
目標の手だて | ・河床のコンクリート張りを撤去するなど、コンクリート3面張りによる護岸を取り除いて、自然河川に近い状態に修復する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・護岸実態の把握調査への参加 ・産卵床をつくるなど、自然生態系と護岸状態の関連について実験をしてみる |
コミュニティの行動項目 | ・地域による支援の仕組みづくり |
事業者の行動項目 | |
行政(役場)の行動項目 | ・実態把握と、改修のあり方に関する計画にもとづく再整備の事業構築 ・モデル地区の設定による、モデル事業の検討 |
個別目標 | 3)河川流域の水と緑が織りなす、ニセコらしい空間と景観を保全する土地利用を進める 【美しい景観を守る】 ●目標値=保全したい景観の発見箇所数=100箇所程度 |
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目標の手だて | ・総合的な土地利用計画を策定する【重点的な手だて】 |
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わたしたち町民の行動項目 | ・民有地の土地利用に関する合意形成を進めるため、土地利用計画の策定に積極的に参加する |
コミュニティの行動項目 | ・土地利用計画策定への地域参加 |
事業者の行動項目 | ・民有地の土地利用に関する合意形成を進めるため、土地利用計画の策定に積極的に参加する |
行政(役場)の行動項目 | ・町民参加の土地利用計画づくりを進める ・土地利用の適性を図るための生態学的手法を導入する ・湿地や斜面など、未利用地であった土地の価値に関する調査を行う |
目標の手だて | ・景観条例を定め、河川流域の景観について基本的な方針を打ち出す |
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わたしたち町民の行動項目 | ・条例づくりへの参加 |
コミュニティの行動項目 | ・景観条例づくりへの地域参加 |
事業者の行動項目 | ・条例づくりへの参加 |
行政(役場)の行動項目 | ・条例制定に向けた検討の場づくり |
目標の手だて | ・景観構成要素ごとの保全と創造に関するガイドラインを作成する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・景観評価に関する町民の感性をガイドラインの規定に反映させる |
コミュニティの行動項目 | ・ガイドラインづくりへの地域参加 |
事業者の行動項目 | ・景観を形成する工作物について、その建造主体としての責任ある対応を検討する |
行政(役場)の行動項目 | ・景観評価のシステムの開発 |
目標の手だて | ・保全したい景観を発見するためのイベントを開催する |
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わたしたち町民の行動項目 | ・心に中で大切にしている景観を出し合う ・主体的な活動による景観マップづくり、写真撮影会、写生会、など、情報収集と表現の町民活動の展開 |
コミュニティの行動項目 | ・地域単位で遺したい景観を捜し、保全や活用の方法を地域で考える |
事業者の行動項目 | ・町民活動への支援 |
行政(役場)の行動項目 | ・町民活動への支援 ・イベントの開催 ・町民が保全したいと思っている景観の類型化や分析を行う |
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