基本行動目標1-2

1.水循環を保全するための手だてと主体別の行動項目

(2)河川流域の農業用水の循環利用を高め、河川や地下水への汚染負荷を低減する

基本目標
(2)河川流域の農業用水の循環利用を高め、河川や地下水への汚染負荷を低減する【水循環に調和した生産活動を進める】

個別目標 1)大量の農薬や窒素肥料に依存する農業からクリーン農業への転換を進め、水系への環境負荷を軽減する【クリーン農業を進める】
目標の手だて・有機農業を目指し、農薬や化学肥料の使用を低減するクリーン農業を推進する【重点的な手だて】
わたしたち町民の行動項目・クリーン農業による農産物の購入と消費
・安全で健康な食生活の確立
コミュニティの行動項目・地域全体で有機農業に取り組む方策を検討する
事業者の行動項目・有機農業への転換と認証の獲得
・自然生態系を利用した農法など、農薬や化学肥料の使用量を削減する農業技術の積極的導入
・輪作体系の確立 ・緑肥作物の計画的導入
・土壌診断による無理、無駄のない施肥対応
・有機農産物の販売システムの構築
・宿泊客への地元の有機農産物の提供
行政(役場)の行動項目・有機農業の技術支援と人材の育成
・改正JAS法による有機農産物制度や道のYESクリーン制度などの認証制度適用の検討、及び、ニセコ町独自の認定システムの構築
・輪作体系の構築に向けた土地利用政策による支援
・有機農産物の情報と販売の拠点の整備等、流通拡大のシステム構築支援
・有機農産物の生産、流通情報の提供
個別目標 ●目標値=クリーン農業による地産地消への参加農家数=2002年度に策定
目標の手だて・地下水の汚染防止(特に多肥集約農業による窒素肥料が地下水を汚染する危険性を低減する)
わたしたち町民の行動項目 
コミュニティの行動項目 
事業者の行動項目 ・窒素肥料の適正使用
行政(役場)の行動項目・窒素肥料の適正使用に関する支援と、地下水の定期的な実態把握
目標の手だて・休耕田あるいは耕作放棄地を地表水系の一部として有効利用する
わたしたち町民の行動項目・町内外の住民によるクラインガルテン(市民農園)の利用
コミュニティの行動項目・有効利用の地域システムを検討する
事業者の行動項目 ・休耕田あるいは耕作放棄地を湿地(ビオトープ)あるいはため池として利用する ・休閑地をクラインガルテン(市民農園)用地として活用
行政(役場)の行動項目・環境保全用途としての活用方法の研究
・休閑地のクラインガルテン化促進支援 ・休閑地のビオトープ化支援
目標の手だて・農業廃棄物の不法投棄を防止する
わたしたち町民の行動項目 
コミュニティの行動項目・サイレージラップ、ビニールハウス廃プラや、農薬 ・肥料などの容器等、農業廃棄物を耕地に放置せず、地域全体で環境美化に取り組む
事業者の行動項目 ・サイレージラップ、ビニールハウス廃プラや、農薬 ・肥料などの容器等、農業廃棄物を耕地に放置せず、適切に処分する
行政(役場)の行動項目・不法投棄発見後の速やかな指導
・町民講座、町民懇談会等で啓発活動
・廃プラ処理に対する支援
・農業廃プラの処理ルート(リサイクル)の開発
個別目標 2)家畜尿汚水など畜産廃棄物の河川や地下水への流入を防止する【家畜廃棄物を管理する】
目標の手だて・家畜の糞尿など汚水の河川や地下水への流入を防止する
わたしたち町民の行動項目 
コミュニティの行動項目 
事業者の行動項目 ・家畜の糞尿などが河川や地下水に直接流入しないよう、適切に管理する
行政(役場)の行動項目・定期的な点検と助言
個別目標 ●目標値=畜産廃棄物の町内堆肥化率=100%
目標の手だて・家畜の糞尿を堆肥化する【重点的な手だて】
わたしたち町民の行動項目 
コミュニティの行動項目 
事業者の行動項目・家畜の糞は堆肥センターに搬入して堆肥化する
・家畜の尿の液肥化検討
行政(役場)の行動項目・堆肥センターの早期の効率的稼働
・堆肥品質の維持管理支援
目標の手だて・堆肥舎の適正管理を進める
わたしたち町民の行動項目 
コミュニティの行動項目 
事業者の行動項目・堆肥舎の適正管理
行政(役場)の行動項目・定期的な点検と助言

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企画環境課環境モデル都市推進係
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