【平成24年度事業】劣化・耐震性調査について

 平成23年度、町では町民のみなさんと共に検討委員会や意見交換会などを開催しました。
 その結果、倉庫群を地域のみなさんや観光客などが集う地域活性化の拠点として再活用するための基本設計をまとめました。
 この基本設計に基づき、平成24年度には、倉庫群それぞれの建物の構造や傷み具合を詳しく調査する「劣化・耐震性調査」を行うとともに、具体的な運営方針の検討など、倉庫群再活用の実現に向けた準備を行いました。

劣化・耐震性調査を実施しました

 現存する7棟の倉庫について、地域活性化の拠点としての再活用が建物の構造上可能かどうかを調べるため、劣化・耐震性調査を行いました。

1.目視・実測調査

劣化の状況を確認

 建物の壁や床のひび割れや歪みなど、劣化の状況を確認し、柱や梁などを計測して図面を作成しました。

2.掘削調査・鉄筋調査

地面の一部を掘削

 地面の一部を掘削して、基礎の形状や鉄筋の有無などを調べました。

3.コンクリート強度・中性化試験

強度試験と中性化試験

 基礎などのコンクリートの一部を円筒状に切り抜いて、プレス機で圧力をかける強度試験と、化学的な劣化状態を調べる中性化試験を行いました。

4.地盤液状化簡易判定調査

液状化危険度の調査

 地面に金属棒を差し込んで、地盤の液状化危険度を調査しました。

 この調査の結果、各倉庫の劣化や耐震性に、かなりばらつきのあることが分かりました。
各倉庫の景観上の価値と劣化・耐震性調査の結果概要
 景観上の価値劣化・耐震性調査結果
肥料新倉庫
1号倉庫
2号倉庫×
7号倉庫×
旧でんぷん工場
12号倉庫
13号倉庫
 この調査結果と各倉庫の景観上の価値等をあわせて検討し、平成25年度に倉庫群の実施設計を行う予定です。

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ニセコ町役場
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