前川茂利写真展
このたび、当館では、「前川茂利写真展 ニセコのくらし しりべしのくらし 羊蹄山ろくのくらし」を開催いたします。
前川茂利写真展 ニセコのくらし しりべしのくらし 羊蹄山ろくのくらし
前川茂利[1930年(昭和5年)~1999年(平成11年)]は、開拓農家の二代目として小沢村(現・共和町小沢)に生まれました。小沢郵便局に外務員として勤務しながら、1948年(昭和23年)からは、樺太などの引揚者や戦災被害者など農業未経験者が入植した、いわゆる「戦後開拓地」である小沢開拓地の人々のくらしを撮影しはじめます。撮影対象はそこに留まらず、後志(しりべし)の山村や漁村にも及び、それらの地域の人々の営みと風土とを、昭和20 年代から高度経済成長期を経て平成期に至るまで記録しつづけた写真家です。
また前川は、有島記念館があるニセコ(狩太)町にも多く足を運んでいます。そして、家族総出で行われていた機械化以前の農作業風景や今では失われたニセコ町市街地の光景などつぶさに撮影して、作品に残しています。
また前川は、有島記念館があるニセコ(狩太)町にも多く足を運んでいます。そして、家族総出で行われていた機械化以前の農作業風景や今では失われたニセコ町市街地の光景などつぶさに撮影して、作品に残しています。
前川の没後の2013年(平成25年)、数万点に及ぶ作品のネガやプリントなどは、ご遺族により共和町・かかし古里館に寄贈され、共和町教育委員会の手によって調査・研究が進められています。そして、これらの前川資料は写真作品としての価値に加え、共和町をはじめとした後志全域における貴重な郷土資料としての価値も有していることがあきらかになりつつあります。
本展では、共和町・かかし古里館が所蔵する前川作品の原版から、写真集や個展などで未発表のニセコ町内で撮影された作品を中心に、羊蹄山ろくや後志の山漁村を写し取った作品もあわせて展示します。それらの作品を通して、後志各地域の街並みの変遷やそこで暮らした人々の営みなどを紹介するとともに、後志における前川の活動の一端についても知っていただきたいと考えています。
最後になりましたが、この企画展の開催にあたり、著作権継承者である前川ハツエさまならびにご家族のみなさま、原版を所蔵されている共和町教育委員会(共和町・かかし古里館)の皆様、作品調査にご助言をいただいた磯崎亜矢子様(共和町・西村計雄記念美術館)をはじめ、多くの方々にご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。
本展では、共和町・かかし古里館が所蔵する前川作品の原版から、写真集や個展などで未発表のニセコ町内で撮影された作品を中心に、羊蹄山ろくや後志の山漁村を写し取った作品もあわせて展示します。それらの作品を通して、後志各地域の街並みの変遷やそこで暮らした人々の営みなどを紹介するとともに、後志における前川の活動の一端についても知っていただきたいと考えています。
最後になりましたが、この企画展の開催にあたり、著作権継承者である前川ハツエさまならびにご家族のみなさま、原版を所蔵されている共和町教育委員会(共和町・かかし古里館)の皆様、作品調査にご助言をいただいた磯崎亜矢子様(共和町・西村計雄記念美術館)をはじめ、多くの方々にご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。
同時開催
開催期間
2016年 6月25日(土曜日) ~ 8月21日(日曜日)
関連事業
- 担当学芸員によるギャラリートーク
[日時] 2016年 6月25日(土曜日)、8月20日(土曜日) 各日13時開始
- 講演会「なぜ地域の歴史を掘り起こすのか - 北海道における戦後開拓、空襲、捕鯨の歴史を中心に」
[日時] 2016年 7月17日(日曜日) 13時開始
[講師] 菊地慶一(文筆家)
- ギャラリートーク「共和の写真家・前川茂利」
[日時] 2016年 8月 6日(土曜日) 13時開始
[講師] 磯崎亜矢子(共和町・西村計雄記念美術館学芸員)
会場
有島記念館 特別展示室
料金
常設展観覧料のみで鑑賞可
アクセス・交通案内
有島記念館
〒048-1531 北海道虻田郡ニセコ町字有島57番地
電話番号:0136-44-3245
FAX番号:0136-55-8484
〒048-1531 北海道虻田郡ニセコ町字有島57番地
電話番号:0136-44-3245
FAX番号:0136-55-8484
このページの情報に関するお問い合わせ先
- ニセコ町有島記念館
- TEL:0136-44-3245
- FAX:0136-55-8484