ニセコ鉄道遺産群

2021年夏、ニセコ駅隣接地(ニセコ大橋側)にニセコ鉄道遺産群が誕生しました。
 
この場所には、1953年まで旧簡易軌道真狩線狩太駅や軌道の転車台があり、国鉄との貨物積替場所でもありました。
 
1990年に「C62ニセコ号」がニセコ駅に乗り入れの際には、同所に旧新得機関区転車台が移設され、日本最大の蒸気機関車C62の方向転換に用いられました。
 
1995年の同列車廃止後は荒廃していましたが、2014年に鉄道写真家・荒川好夫氏らが手動による転車台の動態化に成功しました。
 
2017年には井門義博氏により、サッポロビール園で保存されていた蒸気機関車「9643」が同所に移設され、2019年に上屋が設置されて正式に公開されました。
 
そして、2020年夏。ここに2017年に引退した「ニセコエクスプレス」が保存されます。同車は引退後、クラウドファンディングにより全国各地のみなさまからご支援をいただき、ニセコ町内での保存が実現することになりました。
 
この「ニセコ鉄道遺産群」は、みなさまの想いが込められて実現したものです。ご来町をお待ちしております。

ニセコ鉄道遺産群の公開について

令和4年度(2022年)の公開は5月28日(土)開始予定です。

令和4年度鉄道遺産群公開期間

■旧新得機関区転車台及び蒸気機関車「9643」(屋外展示)
 令和4年(2022年)5月28日(土)から9月末頃までの毎日公開

■ニセコエクスプレス収蔵車庫(車庫の扉を開放いたします)
 令和4年(2022年)5月28日(土)から9月25日(日)の毎週土・日曜日
 午前10時から午後3時まで
 (車庫内にお入りいただくことはできません)

※車両を引き出しての公開は現在検討中です。
 公開予定は天候・新型コロナウィルス感染拡大状況により変更となる
 場合がございます。
★2022年の鉄道遺産群公開について(チラシ)

ニセコ鉄道遺産群

 1.旧簡易軌道真狩線狩太駅及び転車台跡(2019年「北海道遺産」選定)
 1936年、狩太(現ニセコ)と真狩間が開通。奥地からの農産物を狩太に輸送し、そこから国鉄に積み替えて全国各地に発送された。1953年に廃止。廃止後、ガソリンカーやレールは鶴居村営軌道に多くが転用された。駅及び転車台跡を示す標識を2020年に設置予定。
2.旧新得機関区転車台
 1957年に汽車会社で製造され、新得機関区に設置。狩勝峠の補助機関車を陰から支え、道央と道南との物流に貢献。1989年、翌年からニセコ駅まで延伸する「C62ニセコ号」のために移設される。1995年の同列車は荒廃。2014年に鉄道写真家・荒川好夫氏らが手動により転車台の動態化に成功した。2020年には電動での復元が完了。
(youtube/北海道ニセコ町 Niseko Town 新雪谷チャンネル)
3.蒸気機関車「9643」
 1914年川崎造船にて製造。中部圏で用いられた後、旭川機関庫に配置。1949年、日曹天塩鉱業所専用線に転じて、1974年の廃線まで用いられる。その後、サッポロビール園で保存。2017年に井門義博氏が譲受の上、ニセコ町に移設。修復・上屋設置を経て、2019年に公開開始。汽笛吹鳴や前照灯点灯も可能。
北海道でこの形式(9600形)が初めて使われたのは、函館本線山線区間(小樽・長万部間)であり、戦前は急行もけん引するなど、町ゆかりの深い形式である。
4.ニセコエクスプレス(キハ183‐5001号)
 1988年、JR北海道苗穂工場にて約50年ぶりに内部新規製造される。鋼体は室蘭の製鉄所で生産されており、 「道産子車両」である。函館本線山線の急こう配、急曲線という特性にあわせて新機軸を盛り込んで製造される。これは山線の歴史上、同区間向けに初めて新規に製造された車両ともいえる。デザイン的にも高い評価を得た。冬はニセコエリアと新千歳空港を結び、それ以外の時期は全道各地で用いられる。一時期、ファイターズ号としても活躍。2017年、老朽化により廃車。
2019年、クラウドファンディングが実施されて車両購入費や移送費用が寄せられて保存が実現することになる。2020年夏、塗装や修繕をしたうえで、ニセコ町に里帰りを果たす。
将来的には転車台上で時期によって、羊蹄山もしくはニセコ大橋など背景を変えながら展示することを視野にいれている。

このページの情報に関するお問い合わせ先

ニセコ町有島記念館
TEL:0136-44-3245
FAX:0136-55-8484