公営住宅新団地整備

 町では、既存公営住宅におけるミスマッチ解消に向けた住戸と子育て世帯向け住戸を合わせた公営住宅の整備と、コミュニティの創出にも寄与する集会施設、付帯する外構等の整備に向けた計画を進めています。

新団地整備基本設計について

 ニセコ町住生活基本計画及びニセコ町公営住宅等長寿命化計画に基づき、新団地の整備に向けた検討を進めてきました。令和2年度(2020年度)は、基本設計を行い、整備方針の検討しました。以下が概要となります。
 今後は、詳細設計を行い、さらに検討を深め、令和5年度から整備を行う予定で進めています。

敷地の概要

 ■地番 ニセコ町字富士見136番1の内、136番5
 ■面積 4,647m2

事業概要

 ■公営住宅 2棟16戸(1LDK:10戸、3LDK:6戸)、木造2階建て(準耐火構造)
       ・1号棟7戸(1LDK:3戸、3LDK:4戸) 総床面積691.1m2
       ・2号棟9戸(1LDK:7戸、3LDK:2戸) 総床面積720.96m2
 ■集会施設(支援施設) 総床面積200.4m2程度、木造平屋建て
 ■渡り廊下 総床面積76.60m2、木造2階建て

施設整備基本方針

■少人数高齢世帯向け住戸と子育て世帯向け住戸を合わせた公営住宅の整備
 ・人口・世帯数が増加する中で、公営住宅の入居率はほぼ100%、入居募集時の倍率も高い状況が続いている。
 ・子育て世帯の新規入居が難しい現状と既存住宅における居住ミスマッチ等の課題がある。
 ・課題解決に向け、既存公営住宅に少ない小さめの住戸と子育て世帯向けの広めの住戸を整備する。
■コミュニティの創出にも寄与する集会施設の整備
 ・集会施設は、団地集会所としての目的に併せ、地域のリビングスペースとして利用。
 ・団地入居者のみならず地域住民からも使われる場所をすることで、新団地と既存コミュニティの良好な関係構
   築に寄与するものとする。
■木造在来工法の採用
 ・地元事業者による施工が可能(経済循環など)
 ・地元事業者の技術力向上(担い手不足、人材育成など)
 ・ニセコ町における木造住宅の新しい基準を示す(地域におけるモデル住宅、質の向上など)
■外皮性能UA値0.28W/(m2・K)以下 ※設計値:住戸0.26~0.21W/(m2・K)、集会施設0.26W/(m2・K)
 ・外断熱工法(軸組部断熱+付加断熱)、高性能サッシ(トリプルガラス)など
■遮音性能
 ・界壁遮音Dr50程度(隣の会話、テレビ音はほとんど聞こえない)
 ・床遮音RC造公営住宅レベル(生活音がある程度聞こえる、椅子の引きずり音が聞こえる)
■天井内チャンバー方式による第3種換気
 ・天井内を経由して外気を取り入れることにより、室内に少しでも近い温度にする。
 ・換気設備のメンテナンス性が良い。
■ユニバーサルデザインの導入

基本設計が完成しました

 公営住宅新団地および集会施設の整備についての基本設計が完成しましたので、下記よりご覧ください。

整備予定スケジュール

 新団地の整備は、令和6年(2024)度末の完成を目指し、以下の予定を考えています。
R1(2019)R2(2020)R3(2021)R4(2022)R5(2023)R6(2024)
基本計画基本設計実施設計許認可申請1期工事2期工事

このページの情報に関するお問い合わせ先

都市建設課建築係
TEL:0136-44-2121
FAX:0136-44-3500