両親の思い(広報誌特集)

 HISニセコ校には国籍の違うさまざまな方が、色々な事情の中で、ニセコ町に移住してきていることが多いとわかりました。そして、移住を決断する大きな要素のひとつに子供への「教育環境」があるということを実感しました。また、取材を進めるうち、ニセコ町の小学校への入学を希望する親もあれば、HISへの入学もあり、この選択をした両親の想いというものが何なのか、調べてみました。
 平成30年4月ニセコの小学校では、たくさんの新入生が入学しました。ニセコ小学校の新入生48名に対し、うち両親またはどちらかが外国人の児童は5名、近藤小学校は12名中1名でした(全校児童250名中20名)。また、幼児センターにも両親またはどちらかが外国人の児童などは少なくありません(全児童数149名中18名)。
 義務教育を選択する大きな理由のひとつは、金銭的な問題であるようです。義務教育の授業料はほぼ無料となる扱いですが、HISのそれは日本の大学の授業料に匹敵します。(詳細は譲ります)それでも、HISの幾人かの両親に尋ねると世界のインターナショナルスクールの中では、最も低価格な部類のようです。他には、日本の教育や文化、言語を学ばせたい、という理由があるようです。
 一方で、HISに入学させた理由は何でしょうか?みなさんに共通しているのは、1. アカデミックで世界の共通語である英語を教育の軸としたいこと、2. さまざまなバックグランドを持った子供たちと早い時期から交流させたいこと、3. 他人の意見を尊重し、自分の考えをまとめ発言するプレゼンテーション能力を養成したいこと、などがあるようです。幾人かのご両親にインタビューをしましたので、ご参照ください。
 さて、インターナショナルスクールの特集はいかがでしたでしょうか?これほど身近にありながら、知らないことがたくさんあったのではないでしょうか?「国際リゾート都市ニセコ」。これほど順調に外国人移住者が増加している背景には、移住者が安心できる子育て環境、教育環境があるからではないでしょうか?その中核的な役割を担っているのが、HISニセコ校。日本の多くの都市では義務教育を受けるのが当たり前の中で、ニセコ町は「教育における選択の自由」を持っている数少ない町です。将来、お子さんを留学させたいと思っているご両親、ニセコ町で生まれたお子さんをニセコ町へ留学させるのも、選択肢のひとつかもしれません。

Melissa Moss(メリッサ モス)イギリス出身
夫:ニュージーランド出身

1.「Why did you come to Niseko?
 I went to an international school from the age of nine and later I became a teacher and worked at an international school in Botswana.
 We lived in Hong Kong for more than ten years before coming to Niseko and wanted a a life for our children where the air was clean and they would be free to explore the outdoors. We went to Argentina and lived there for several months but my husband, who still works in HK, found it too difficult to commute.  So we started to look for other options.
 We visited Niseko for a short skiing holiday and after visiting the school and in particular meeting with Mr Sinclair we decided to make a go of living here.
 So friendly, safe, clean...we have met great people and made close friends.  Niseko is very outward looking and accepting of people from different places.  We love the food, the culture, the fresh produce, the lifestyle and of course the snow!
2.「Why did I decide not to enroll in a Japanese school?
 I first stayed in Niseko as a visitor and so the option of enrolling into the local elementary school was not open to me. After a year, I was able to enroll but my children were settled and happy in HIS so I chose not to move them.
 
3.「What is the attraction of the international school?
 We are an international family - I’m from England, my husband from New Zealand and both my boys are born in Hong Kong.
An international school seems a natural choice for us. My children enjoy the child-centred curricula on offer at HIS and benefit from spending time with children from various backgrounds.
 Although I hope my boys will learn Japanese and become competent communicators in that language, I value English as an academic language for their future.
 Other. I really hope that in the future that the school grows and is able to offer education beyond the primary years!
1.「どうしてニセコにきましたか?」
 自分自身9歳からインターナショナルスクールに通い、その後、アフリカのボツワナにあるインターナショナルスクールで教師になりました。ニセコに来る前、香港に10年以上住んでいて、子供たちのために空気がきれいで屋外で遊ぶことができるような人生を求めていました。アルゼンチンへ行って数ヶ月住んでみたこともありますが、短いスキー休暇でニセコを訪れ、この学校を訪れた際、シンクレア先生と会い、ここに住むことを決めました。よい友人もでき、ニセコはさまざまな場所の人々を受け入れてくれます。

2.「息子さんはどうして、ニセコ小学校ではなく、HISに入学を決めましたか?」
 私はビジターとしてはじめてニセコに滞在したので、地元の小学校に入学する選択肢は私には開かれていませんでした。 子供たちはインターナショナルスクールに通っていることが楽しそうでしたので、移動しないことに決めました。
 
3.「インターナショナルスクールの魅力は何ですか?」
 私たちは国際的な家族であり、私はイギリス出身です。夫はニュージーランド出身で、私の両親は香港出身です。HISは私たちにとって自然な選択です。私の子供たちは、HISで提供されている子供中心のカリキュラムを楽しんでいて、さまざまな背景の子供たちと一緒に時間を過ごすことができます。息子は日本語を学んでおり、有能なコミュニケーターになれることを願っていますが、私は将来のための学問的言語として英語を評価します。将来、この学校が成長し、よりよい教育を提供できることを願っています!

ランド 千佳(日本)、夫:オーストラリア

1. ニセコ小学校ではなく、なぜHISに入学させようと思いましたか?
 長男はオーストラリアで生まれて、数年間現地で過ごしていたこともあり、英語の聞き取りは問題なかったのですが、日本で暮らし始めてから環境が日本語環境になり、あまり英語を話さなくなってしまいました。オーストラリアのおばあちゃんとの会話もなかなか難しくなり、困ったなと思っていました。英語でコミュニケーションをする事は一つのツールに過ぎないけれど、様々な世界中の人と英語でコミュニケーションがとれたり、将来的にグローバルな仕事の選択の広さを与えたいと考えたからです。
2. HISの魅力は?
 個性を尊重し、違いを認め、その子の良いところを伸ばしてくれる。HISは褒めて伸ばすタイプの学校ですね。長男が毎週、楽しみにしている「Show & Tell」という時間。自宅からテーマに沿ったアイテムを持参し、クラスのみんなの前で1分間ほどそのアイテムについて発表するという時間。そのアイテムをなんで選んだのか、どこでそのアイテムを得たのか、そのアイテムについてどんな思い出があるのかなどを、英語で説明する。このような練習の習慣は人前で話す際、あるいは仕事でプレゼンをしなくてはいけない時にきっと役立つし、生徒のみんなに注目されながら話す練習の習慣が彼の自信に繋がって行くのではと期待しています。

3. 子供たちへの期待やインターナショナルスクールへの要望など
ニセコエリアでは、英語で中等部の学習をする事ができないため、HISの多くの高学年のいる家族が町を離れます。HIS札幌校は高等部までの環境があり、いつかHISニセコ校の生徒が増えたら、高等部まで英語で学習できる環境ができる事を期待しています。

ミークルるりさん(日本)、夫:ニュージーランド人

HISの魅力とは?
「子供たちにいろいろなチャンスを将来見つけてもらいたいと思いHISに入れています。世界の共通語は英語であるので、世界で活躍するには必要不可欠。バイリンガルになることが望ましいですが、小さいころから英語に触れていたら、世界観がどんどん広がるのかな?と思います。」
 

鐘華(中国)、夫:日本

HISへ入学させたきっかけは?
 夫の転勤があり、家族でニセコ町へ引っ越してきました。金銭的な負担や、子供はまったく英語が話せないことなど、不安な点は多々ありましたが、せっかくニセコに住むのだから、HISに入学させようと決心しました。日本の教育にも利点は多くありますが、横並びのことをやっていては、子供が将来社会で戦っていけないことを親としても実体験しているからです。また、米国などへの留学費用を調べましたが、授業料だけで年間300万円以上かかることも判明し、金銭的問題はクリアできました。

HISの魅力とは?
 少人数で、先生はその子に適した指導をしてくれていること、日本の義務教育とはまったく異なるカリキュラムであること、英語の能力がなくても、個人レッスンがありサポート体制がしっかりしていること、親も子供も色々なバックグラウンドの人達が集まっていて、早いうちから異文化交流ができることなどです。

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