まちのドキュメント

　いまや国際的スノーリゾートとなったニセコ町ですが、第二次世界大戦中、ニセコア ンヌプリの山頂では、極限的な環境を利用して戦闘機の防氷実験が行われていまし た。気温の低い場所で、翼やプロペラに着氷して航空機が墜落することを防ぐ研究で す。ニセコアンヌプリの頂上の研究施設にゼロ戦が人力で運び上げられ、実験を繰り 返していたそうです。終戦の後、そのゼロ戦は、研究施設から山麓に向け投棄された そうですが、そのゼロ戦は2004年に発見され、回収されました。 現在でもニセコアンヌプリの山頂にはその形跡が残っています。（英語字幕入り）