中山間地域等直接支払制度の取組みについて

 ニセコ町内では、3つの農業集落にて「中山間地域等直接支払制度」を活用した営農が行われています。
 この制度は、急傾斜水田(こう配5%以上)の不利な条件で耕作する農業者や集落に交付金を交付し、平地地域で耕作する農業者との農業生産条件の格差を補い続した耕作を目指す国の制度です。
 集落では、事業参加者の話し合いにより、農道の補修や、水路・法面の草刈、花壇づくりなど農村環境を守る取組みのほか、地域農業の維持、発展に繋がる事業を行い、有効に交付金を活用しています。
傾斜地にある農地を耕作することは、農作物の生産だけでなく、洪水や土じょう浸食の防止など、さまざまな効果をもたらします。
 しかし、このような土地は平地部に比べ、作業効率性が低く、生産性に劣る農地であるため、耕作放棄の発生や農地が持つ優れた機能も失われやすい土地です。
 そこでこの制度では、このような条件不利地域を支援し、農地が持つ優れた機能を守ることを目的に行われています。
 
 ニセコ町では、平成12年度からこの制度の活用を開始し、令和2年度から令和6年度までの5年間、第5期対策として、取り組んでいます。

令和4年度の実施状況

北海道中山間地域等直接支払交付金実施要領第12の1に基づき、令和4年度の実施状況を下記のとおり公表します。
集落ニセコ地区昆布地区瑞穂地区
対象農用地の区分急傾斜水田急傾斜水田急傾斜水田
対象農用地の面積10.68ha31.41ha4.95ha
集落協定参加人数15名5名4名
交付金額合計2,243,514円6,595,617円1,039,584円
うち共同取組分511,509円2,240,000円500,000円
個人配分分1,732,005円4,355,617円539,584円

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