特別展「藤倉英幸展 静かな風を聴きながら」

  JR北海道車内誌「The JR Hokkaido」表紙画を20年以上にわたって担当するほか、六花亭などの商品パッケージにも作品が用いられ、その画風が多くの人に親しまれるイラストレーター・藤倉英幸。藤倉は1980年代後半から、北海道の風景が持つ四季折々の魅力や空気感を、洋紙を用いた貼り絵作品で情感豊かに表現してきました。その作品からは、北海道の自然やそこに生活する人々の「匂い」や「温もり」が感じられ、見る者を魅了しています。

 65歳を前にしたこの数年間、藤倉はこれまでの画業の集大成として、北海道内の63景を厳選し、作品制作に力を傾けてきました。そして、その取り組みは、最新画集『静かな風を聴きながら』として、このほど結実しました。ニセコ展では、本画集に掲載された道内63景の原画を39点と、ニセコ周辺を描いたスケッチ画、山を描いた風景などもあわせて紹介し、藤倉の画業をたどります。きっと、それらの作品からは、北海道の大地を渡る「静かな風」が肌に心地よく感じられることでしょう。

 2013年度は、JRタワー・プラニスホール(札幌市)、有島記念館(ニセコ町)、小川原脩記念美術館(倶知安町)の3館を巡回します。

ニセコ展「めぐる季節に旅をして」

チラシ

展示会期

2013年11月28日(木曜日)~2014年1月13日(月曜日・祝日)
午前9時00分~午後5時00分(入場は午後4時30分まで)

休館日:毎週月曜日及び年末年始(月曜日が、祝祭日及びその振替休日の時はその翌日)

会場

ニセコ町・有島記念館

料金

常設展観覧料のみで鑑賞可

期間中のイベントなど

ギャラリートーク「作家と巡る北海道風景」

日時:2013年12月7日(土曜日)午後2時開始
講師:藤倉英幸(イラストレーター)、
聞き手:伊藤大介(有島記念館学芸員)
料金:観覧料のみ

作家紹介

藤倉 英幸 Hideyuki Fujikura
 1948年、北海道岩内町生まれ。
 印刷会社などを経て、74年にイラストレーターとして独立し、ポスターパッケージ、書籍などのデザインを幅広く手がける。
 80年代に入ると、北海道の風景や人々の生活に目を向けた切り絵作品を発表。
 80年代後半からは手法を洋紙による貼り絵にかえて、以降、北海道内の風景画制作をライフワークとする。その作品は、92年から今日までJR北海道車内誌「THE JR Hokkaido」の表紙を飾るほか、個展などを通して発表。10年には道立帯広美術館など道内美術館4館で巡回展が開催され、好評を博した。
 著書に『北を旅する人へ』(93年)、『はり絵で描く風景たち』(04年)などがあるほか、13年には画集『静かな風を聴きながら』が刊行。最近では道内にとどまらず、本州各地にも取材を行い、今後の新たな活動が期待される。

主催

  • ニセコ町 有島記念館 
  • 倶知安町 小川原脩記念美術館

巡回館

札幌地区

藤倉英幸作品展 「静かな風を聴きながら」2013年10月27日(日曜日)
場所:札幌JRタワー・プラニスホール

後志地区

有島記念館・小川原脩記念美術館同時開催

1「特別展 藤倉英幸展 静かな風を聴きながら」

ニセコ展
「めぐる季節に旅をして」ニセコ町・有島記念館

倶知安展
「北海道24景」倶知安町・小川原脩記念美術館

アクセス・交通案内

有島記念館
〒048-1531 北海道虻田郡ニセコ町字有島57番地
電話番号:0136-44-3245
FAX番号:0136-55-8484

このページの情報に関するお問い合わせ先

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TEL:0136-44-3245
FAX:0136-55-8484