証明書や文書の文字が変わります

お知らせ

国は、全国の自治体が共通して使用するシステムの統一・標準化を進めています(※1)。国の方針を受け、ニセコ町では2025年9月末頃から主な業務システム(※2)で使用する文字を「行政事務標準文字」に順次変更していくことが決まりましたので、お知らせします。

この変更により、ニセコ町が発行する住民票の写しや各種証明書、町民の皆様にお送りするお知らせなどの宛名(名前や住所)に使用される文字の形が、一部変更される場合があります。

背景として、これまで自治体ごとにコンピュータで管理する文字が異なっており、効率的な行政サービスの提供や大規模災害発生時の迅速な対応が難しい状況がありました。国はこの課題を解消し、デジタル社会に対応した事務処理を円滑に進めるため、統一規格として「行政事務標準文字」を導入しました。この規格により、すべての自治体が共通の文字を使用できるようになります。

ニセコ町では今回の「行政事務標準文字」の採用を通じて、町民の皆様へのサービス向上を図るともに、新たなサービスを迅速に展開できる環境を整え、町民の皆様にとってより便利で豊かな暮らしにつながることを目指します。

1 標準化で何が変わるのですか?

すべての自治体が同じ文字を使い行政事務を効率化するため、住民票の写しや自治体がみなさまへ発送する郵送物の宛名などに用いる文字が今までと違ったデザインになる場合があります。

2 どのように変わるのですか?

部首の大きさ、曲げはねの違い、一部の長さの違いなど、デザインの差(「字形」の違い)の範囲内で変わる場合があります。漢字の骨組み(「字体」 の違い)は変わりません。
文字変更事例

3 いつから変わるのですか?

令和7年度から順次導入されます。導入開始時期や、対象となる証明書や郵送物の種類は、自治体により異なります。

4 行政事務標準文字とは何ですか?

「行政事務標準文字」は、すべての自治体が同じ文字を使うことによって効率的な行政サービスの実施や大規模災害への迅速な対応ができるよう、導入するものです。戸籍や住民票で使用されている標準的な文字をもとにデジタル庁が作成しました。

5 今までの漢字は使えないのですか?

行政事務標準文字は、自治体が発行する証明書や印刷物、コンピューター処理などで使われるものであって、住民の方が同じ文字を使用しなければならないというものではありません。なお、戸籍では従来の文字を保持し続けます。(※3)書類などに使う文字は、手書きの文字であればこれまで通りに使えます。

現在、国では法律(※1)に基づき、これまで各自治体が個別に構築・運用・管理してきた業務システム(※2)の統一・標準化を進めています。その際、文字についても、これまで各自治体がコンピューターにあらかじめ登録されていない文字として独自に作成してきた文字(外字)ではなく、デジタル庁で作成した統一文字規格である「行政事務標準文字」を導入することが原則とされています。これにより、各自治体が個別に外字を作成したり確認したりする手間やコストを省き、異なる部署間・自治体間においても同じ文字規格で効率的な行政サービスが実施できるようになります。

 ※1 地方公共団体情報システムの標準化に関する法律(令和3年法律第40号)
 ※2 対象システム 以下の20業務のシステム
    (1)児童手当、(2)子ども・子育て支援、(3)住民基本台帳、(4)戸籍の附票、
    (5)印鑑登録、(6)選挙人名簿管理、(7)固定資産税、(8)個人住民税、
    (9)法人住民税、(10)軽自動車税、(11)戸籍、(12)就学、(13)健康管理、
    (14)児童扶養手当、(15)生活保護、(16)障害者福祉、(17)介護保険、
    (18)国民健康保険、(19)後期高齢者医療、(20)国民年金
     < (4)戸籍の附票、 (11)戸籍に関しては、従来の文字を保持し続けます。>
 ※3 戸籍情報システム及び戸籍附票システムは、従来の文字セットを行政事務標準文字と対応させて保持することで従来の文字セット、文字コード及び文字フォントを使用することを経過措置として可能とします。

詳しい情報やお問い合わせは、デジタル庁のホームページをご確認ください。

このページの情報に関するお問い合わせ先

総務課情報管理係
TEL:0136-56-8834
FAX:0136-44-3500