公営企業会計の状況

1 簡易水道事業会計

 ニセコ町の水道事業は、現在、簡易水道1地区、専用水道1地区、飲用水供給施設2地区で供給を行っています。水道の普及率は令和5年(2023年)3月末で96.8%となっています。令和6年度(2024年度)は、「適正な原水や浄水水質検査」、「計量法に基づく量水器の取替工事」、「宮田地区の配水管更新工事」、「市街地区SDGs街区配水管布設工事」、「市街地区導水管布設工事」、「市街地区浄水場新設工事」、「ニセコ地区の減圧弁更新工事」、「近藤地区配水池防水改修工事」、「ニセコ地区井戸流量計設置工事」などを実施します。委託業務では「ニセコ地区・曽我地区・近藤地区での配水管実施測量設計業務」を行います。
 歳出では、施設拡張事業が、昨年に比べて増加していますが、施設更新事業は減少しているため、令和5年度(2023年度)当初予算と比較して1億2,976万円減額の6億3,524万円となりました。なお、令和6年度に特別会計から移行する公営企業会計化により、減価償却費1億1,476万円の歳出項目が新たに発生するため、予算額全体では7億5,000万円となります。歳入では、配水管更新事業に国庫補助金、水道施設拡張事業、水道設備更新事業に簡易水道事業債、過疎債、辺地債を活用します。

2 下水道事業会計

 令和5年(2023年)3月末の下水道整備率は92.0%、水洗化率は公共下水道で97.7%、農集下水道で87.5%となっています。農集下水道は蘭越町を事業主体として行っています。令和6年度(2024年度)は、「SDGs街区下水道汚水管渠新設工事」、「下水道汚水桝設置工事」、「下水道管理センター屋根修繕工事」などを実施します。

 下水道施設の機械電気設備は更新時期となっており、「下水道ストックマネジメント計画」に基づき、令和6年度(2024年度)においても機械電気設備の更新工事を行います。計画では令和7年度(2025年度)まで行う予定です。
 農集下水道は、「農業集落排水施設最適整備構想」に基づき、機械電気設備の更新事業を進めています。令和6年度(2024年度)は、蘭越町が所管する農業集落下水道施設機械電気設備更新事業に係る本町負担分を計上しています。

 歳出では、下水道施設の更新事業費が減っているため、令和5年度(2023年度)当初予算と比較して384万円減額の2億6,956万円となりました。 
 なお、簡易水道事業会計と同様公営企業会計化により、減価償却費6,112万円の歳出項目が新たに発生するため、予算額全体では3億3,068万円となります。歳入では、下水道汚水管渠新設事業、下水道施設更新事業に社会資本整備総合交付金、下水道事業債、過疎債を活用します。

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