予算執行の基本的考え方

 はじめに、予算執行の基本的な考え方について申し上げます。
 平成31年度は、まちづくりの指針となる第5次ニセコ町総合計画の基本理念のもと、これまで培ってきたまちづくりの基盤をさらに充実させるとともに、「自治創生」への継続的な取り組み、昨年6月に全国29の自治体の一つとして国から選定された「SDGs未来都市計画」及び「環境モデル都市アクションプラン」を町政推進の根底に据え、将来に向けた戦略的な視点と行動力をもって諸施策を進める年として予算編成を行っています。

 予算規模の大きい投資的事業については、これまでと同様、投資的事業の緊急性、財政負担の優位性等を勘案し、
(1)着手事業の確実な推進・完了
(2)人口増に伴う喫緊の課題である「子育てと教育施設」の整備
(3)安心・安全を支える社会インフラの更新・整備・防災対策
(4)暮らしやすさの向上・将来の持続的発展等に向けた整備
との優先順位付けを行い、起債計画及び財政の状況を踏まえながら、中・長期的視点を持ち、重点的かつ計画的に事務事業を実施していくこととし、予算の編成を行っております。

 本年度は、防災センター機能を有する役場庁舎の建設、西富地区町民センターの建設、近藤小学校体育館改修工事を行うほか、災害機能向上の一環として消防ポンプ自動車を更新します。
 中でも、継続して協議を行ってまいりました役場庁舎について、昨年度実施設計が完了し、本年度から2年間かけて建設工事に入ります。大規模工事となることから役場利用の皆様にはご不便をお掛けすることも想定されますがご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

 農業では、国営緊急農地再編整備事業が6年目を迎え、期成会による事業予算確保の要請活動を継続するとともに、国の制度を利用して休耕により夏期に工事を実施する農業者の所得の減少を緩和するための支援を引き続き行います。

 観光においては、ニセコを訪れる観光客の満足度向上のための各種事業の実施、MICE受入事業を支援するとともに、国が進める外国人観光客の誘致拡大についても積極的に取り組みます。
 
 このほか、主要政策の各般において、町の将来のあり方を見据えた予算執行に努め、財政の健全性を確保しつつ「ニセコの自治の力」がさらに高まるよう配意してまいります。

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