特別会計の状況

1 国民健康保険事業特別会計

 国民健康保険事業特別会計の予算額は、総額で2億900万円となっており、うち後志広域連合負担金(分賦金)として、2億395万円を計上しています。被保険者の経済的負担軽減を図るため、制度による保険料軽減策と4,318万円を一般会計から繰り入れるほか、国保基金から598万円の取り崩しを行い、会計収支の均衡を図ります。
 

2 後期高齢者医療特別会計

 令和5年度(2023年度)の保険料率は、均等割額(1人あたり)51,892円、所得割率10.98%、限度額66万円となっています。
 後期高齢者医療特別会計の予算額は、総額で6,270万円となっており、うち北海道後期高齢者医療広域連合納付金は6,120万円を計上しています。被保険者の負担軽減を図るため、制度による保険料軽減策として1,869万円のほか、後期高齢者医療広域連合共通経費と町単独経費事務費分として449万円を一般会計から繰り入れ、会計収支の均衡を図ります。
 

3 簡易水道事業特別会計

 ニセコ町の水道事業は、現在、簡易水道1地区、専用水道1地区、飲用水供給施設2地区で供給を行っています。水道の普及率は令和4年(2022年)3月末で96.6%となっています。令和5年度(2023年度)は、「適正な原水や浄水水質検査」、「計量法に基づく量水器の取替工事」、「市街地区の配水管更新工事」、「市街地区SDGs街区配水管布設工事」、「宮田地区配水管更新工事」、「ニセコ、曽我、福井地区の減圧弁更新工事」、「近藤地区ポンプ場防水改修工事」、「福井地区浄水場機械設備更新工事」や「ニセコ地区水質試験用井戸さく井工事」などを実施します。委託業務では「市街地区配水施設整備実施設計業務」を行います。
 また、簡易水道事業会計の公営企業会計化に伴う移行作業を引続き行います。

 歳出では、施設更新事業と施設拡張事業が、昨年に比べて増加しているため、令和4年度当初予算と比較して2億2,400万円増額の7億6,500万円となりました。歳入では、配水管更新事業と水道施設拡張事業、水道設備更新事業に国庫補助金、簡易水道事業債、過疎債、辺地債を活用します。また、公営企業会計化移行事業には、公営企業会計適用債を活用します。なお、一般会計からの繰入金7,194万円を計上し、収支の均衡を図ります。

4 下水道事業特別会計

 令和4年(2022年)3月末の下水道整備率は91.8%、水洗化率は公共下水道で97.7%、農集下水道で81.5%となっています。農集下水道は蘭越町を事業主体として行っています。

 下水道施設の機械電気設備の更新時期となっており、「下水道ストックマネジメント計画」に基づき、令和5年度(2023年度)においても機械電気設備の更新工事を行います。計画では令和7年度(2025年度)まで行う予定です。

 農業集落下水道は、「農業集落排水施設最適整備構想」に基づき、機械電気設備の更新工事を行います。令和5年度(2023年度)は、蘭越町が所管する農業集落下水道施設機械電気設備工事におけるニセコ町負担分を計上しています。
 令和6年度(2024年度)からの公営企業会計の移行に向けて、簡易水道事業会計と同様に作業委託を行います。

 歳出では、下水道施設の更新事業費が増えているため、令和4年度当初予算と比較して2,380万円増額の2億7,340万円となりました。また、歳入では、下水道施設更新事業費に社会資本整備総合交付金、下水道事業債や過疎債を活用します。また、「公営企業会計化移行事業」には、公営企業会計適用債を活用します。なお、一般会計からの繰入金1億5,011万円を計上し、収支の均衡を図ります。

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