3:計画はどんな内容か3-4

3-4.町民参加による計画の進行管理を推し進めます。

(1)【町民主体の環境マネジメント】 町民と行政のパートナーシップによる、環境基本計画の進行管理の仕組みをつくる

 ニセコ町環境基本計画は、私たち町民と行政が協力して作り上げたものです。したがってこの計画は、行政だけでなく、町民も事業者も、そして地域コミュニティも、それぞれのかかわりの中で実行していくことが求められます。
実行の経過とその結果を振り返って、次のステップにつなげることが、計画に実効性をもたらします。その過程で様々な環境課題に出会い、課題に取り組む中で環境学習、環境教育が実践されます。環境マスターや親水活動マスター、ISOマスターなど町民の中から認定された環境行動のリーダーを中心に、町民参加による計画進行管理組織をつくり運営します。環境課題に取り組む人材探し、人材育成は、基本計画の進行管理と表裏一体の活動です。

私たちニセコ町民は、環境基本計画に記された目標達成の手だての進行状況を監視するだけでなく、町民自身の手で環境を守り育てる事業にも挑戦します。こうした町民主体による行政とのパートナーシップこそが、環境課題の解決に結びつく大きな流れになるのです。私たち一人ひとりがニセコの環境文化発展のために何ができるか考えること、これがまず大切です。
  • 目標達成の手だてと重点的な手だて
  1. 地域環境をもっと知り将来の人材を育成するため、環境教育・環境学習を推進します。
  2. 人材の発掘と育成により、町民主体の計画進行管理と計画実践の仕組みを作ります。→【重点的な手だて】
  3. 町民と行政のパートナーシップにより、地域環境マネジメントシステムを管理運営します。
  • 目標値:環境マスター、親水活動マスターなどの人材認定者数=30名
  • 課題解決に向けた具体的な手だてと主体別行動計画
目標達成の手だてわたしたち町民の行動項目コミュニティの行動項目事業者の行動項目行政(役場)の行動項目
1.地域環境をもっと知り将来の人材を育成するため、環境教育・環境学習を推進する・遊びを通じた体験など各種環境教育・学習プログラムへの積極的な参加・地元学による地域の環境を学ぶ機会への参加・環境マスターなどへの応募・登録と、環境教育への参加・環境情報の共有・地域の環境実態を観察する地元学イベントの支援・地球温暖化問題に関する研修やセミナーなどの実施・事業所現場の環境配慮行動の公開による町民の環境学習に対する協力・環境教育・学習プログラムの充実化と、環境マスターや親水活動マスターなど人材の育成と活動の場のコーディネーション・地元学による環境学習のプログラム化・環境情報の提供と共有
2.人材の発掘と育成により、町民主体の計画進行管理と計画実践の仕組みを作る【重点的な手だて】・町民主体による計画進行評価と実践活動の仕組みづくり・環境マスターによる環境基本計画の進行管理参加・仕組みの運用・計画事業への町民参加の推進・仕組みづくりへの協力・仕組みづくりへの協力・町民参加による計画進行評価と実践活動の仕組みづくりと運用の支援・計画進行管理状況の公表
3.町民と行政のパートナーシップにより、地域環境マネジメントシステムを管理運営する・家庭版ISO14001への取り組みを進める・環境家計簿(エコライフチェックリスト)の取り組み・地域ISOマスターの資格取得に参加・学校版ISO14001への取り組みへの協力・地域ISOマスターの活動支援・ISO14001、簡易版ISO14001などの環境管理システムの導入・環境部門の組織体制づくり・ニセコ方式事業者用簡易版ISO14001、学校版ISO14001、家庭版ISO14001の認証システムづくり・環境基本計画、各種ISO、率先行動計画、土地利用計画などによる体系的なニセコ町環境マネジメントシステムの構築・町内でISOに準じた審査や指導ができる人材を育成し、活躍できるシステム作りを進める(ISOマイスター)・地域ISOマスターの認定と活動の仕組みづくり

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